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「優先順位のツボ」MAILMAGA
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ありがたいことに、様々な内容の研修依頼をいただきますが、大別すると、コミュニケーション系か、タイムマネジメントなどの行動力アップ系、ハラスメント防止などの法令順守系に分けられます。その中でもパワーハラスメントの防止研修は依頼が多いですね。
問題が発生すると原因を特定し、その原因に対して解決策を策定します。では、原因は1つでしょうか。多くの場合には、複数の原因が存在します。例えば、先月私は病気を発症し、緊急入院をしました。設定型問題の解決を怠ったので、緊急対応しなければならない発生型に移行してしまったのです。では、原因は何だったのでしょう。
タイムマネジメントでは必ずと言っても良いほど出てくるのが緊急度と重要度で表されるマトリクス。タイムマネジメントの目的は、「急ぎで重要なこと」「急ぎではないが重要なこと」優先順位の高いこの2つの「重要な」カテゴリーに時間を集中させるためです。
昨日のテレビ取材では、記者の方から「失礼ですが」という前置きの後、「このような(働き方そのもの)ことを専門にしている方は珍しくないですか?正直、何で社会保険労務士って思いました。」と言われました。私にとっては最高の誉め言葉です。
とてつもなく長かったゴールデンウィークが終わりました。ここまで長い休みだと休み明けにメンタル不調を訴える方がいつも以上に多いのではないでしょうか。なるべく早く元のペースに戻すよう5月4日に配信した内容に加えて、そもそも連休ボケにならないようにするためにはどうすれば良いのかそれが本日のテーマです。
私たちは日々、問題に対して原因の仮設を立て、それを検証してアクションプランを作り、目標達成に対して効果的だと判断すれば、継続して実行していきます。
「考える暇があったら手を動かす」このような傾向の人が私の周りにもいます。一見、行動力があって良さそうな考え方ですが、意外な落とし穴にハマる可能性のあるタイプです。落とし穴とは“無駄”「人生に無駄など無い。全ては経験だ。」こういう言い分もわかります。動き始めるまで何日間も考えなければならないと言っているわけではありません。
今から連休明けのことを考えると、気が重くなる方が多いのではないでしょうか。連休明けに限ったことではありませんが、気が乗らないからといって手を止めてしまうと、ドンドン仕事が増えてきてさらにやる気が出なくなるという悪循環に。そうなる前に試していただきたいポイントが3つあります。
今ではエラソウに講演などをしている私ですが、実は独立するまでに7回も転職をしてきました。当時は隠したい過去でしたが、今になってみると貴重な経験ができたと前向きに捉えています。
問題解決に対して、対策(アクション)を実行しても、成果が出るとは限りません。成果が出なかった時にどこまで続けるのかが難しいのです。期限を決めておかなければ評価ができませんし、そうなるとダラダラと続けていくだけです。
社内に問題が起きたとき、原因を特定し、その原因を改善するために目標を設定します。そして、目標を達成するようにアクション(対策)を設定して実行していきます。この全ての導線が合っていなければ効果はありません。では、アクション(対策)の候補を挙げる時にどのように考えていけば良いのでしょうか。
問題が発生した時、ほとんど考えずに片っ端から手をつけていっても解決には時間がかかります。本当の原因に対して対策を打たないと効果的ではないからです。しかしながら、問題に対して原因の特定が意外に難しい。
目標はなるべく数値で設定する必要があります。一般的な目標は、定量的に数値で表現しなければ「ダイエットに励む」といったところで何をすれば良いのかわからないからです。体重でも体脂肪率でも構いませんが、数値を設定することで具体的にやらなければならないことが見えてきます。
あくまでも私の定義ですが、「やりたいコト」と「やるべきコト」の違い。それは、「やりたいコト」をするために「やるべきコト」を行うというイメージです。なんだかよくわかりませんね(笑)「やるべきコト」は数字で具体的に表現する必要があります。そして、「やりたいコト」の延長線上に「ありたい姿」があるいうわけです。
仕事を塊で捉えていると効率的に処理ができません。何をやれば良いのか具体的に考えられないので、優先順位を間違えたり漏れが生じるからです。なので、プロセス(工程)に分解していきます。
さて、明日から待望のゴールデンウィークが始まります。そして、あと数日で平成が終わることも影響しているのか、世の中は例年より沸き立っているように感じます。退院後、それなりに忙しかった私としても、ホッとできる時間になりますし、野球の審判も今年は遠慮したので、家族とユックリ過ごせそうです。
私は、色々なモノをとりあえず取っておく派。なので、捨てられない書類が山ほどあります。いつか使うかもしれないその「いつか」がやってきたことはありません。今回発症した病気は再発の可能性だってあるわけで、大袈裟ではなく最後(死)を意識するようになりました。
創業支援系のセミナーでは最後に必ず伝えていることがあります。それは経営者としての心構えです。エラソウに話すわけではなくあくまでも私の体験談なのですが、経営者がどこを向いているのかは事業の繁栄に大きく影響します。
親の影響は大きいと思いますが私には人並み以上に「他人に迷惑をかけてはならない」という信条があります。というか、もはや「思い込み」の域ですね。自分が無理をしてでも他人に迷惑をかけないというのが当たり前になっていたのです。今回、体調不良により即入院。問答無用です。「あなた死にますよ」と言われたら誰でも従うでしょう。ある意味で「強制終了」となってしまったわけです。
適正な労務管理は労働時間の把握から始まります。健康管理という意味でも重要ですが、何より給与は労働時間に対して支給されるわけなので、いい加減な管理はその根幹を揺るがしてしまうのです。
