法則その2

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.5.11 Vol.41

本日のテーマ:法則その2

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社会保険労務士の篠原です。

昨日は朝から大雨。

こんな日は、資料作成に限ります。

4月からの新入社員研修が一段落し、
そろそろ、次のクールの研修依頼が
入り始めています。

この最初の新人研修の依頼は、
ほとんどありません。

電話応対や社会人マナーは
専門の講師がいますからね。

餅は餅屋にお任せです。

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本日のテーマ:法則その2
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ありがたいことに、
様々な内容の研修依頼をいただきますが、

大別すると、

コミュニケーション系か、

タイムマネジメントなどの
行動力アップ系、

ハラスメント防止などの
法令順守系に分けられます。

その中でもパワーハラスメントの
防止研修は依頼が多いですね。

ハラスメントと名称をつけると
問題の本質からズレしまいそうで
あまり好きではないんですが、

厚生労働省の調査によると、

パワーハラスメントが発生している
職場の特徴では、

「上司と部下のコミュニケーションが少ない」が

上位に挙げられています。

パワーハラスメントに限らず、
セクハラ、マタハラ、

また虐待や体罰なども
コミュニケーション不全が大きな要因だと
考えています。

そこには「他人をコントロール出来る」という
間違った思い込みが存在します。

コントロール出来るという勘違いは、
言うとおりにならないと、

大きな声、暴力、人格否定などで
コントロール=変えようとする行動に
つながります。

自分以外の他人を変える事は出来ないと
理解すると、

コミュニケーションの取り方にも
工夫が生まれてくるはずです。

ハラスメント研修の大きなねらいは
この点だったりします。

多くの会社では、ハラスメントが
起きてしまえば致命的と理解していますが、

依頼をいただく場合の多くは、

すでに起こっています(笑)

「重要だけど急がない」ことを
先送りした結果、

「重要で急ぎ」に変わってしまう
法則その2なのでした。