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「優先順位のツボ」MAILMAGA
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私には、人生を“大きく”変えてくれた恩人と呼ぶべき方が何人かいます。人生のどん底だった30代半ばに出会った福岡の町内会の方々。手続き業務を辞めるキッカケをくれた地元のコンサルタントの方。顧問契約というスタイルを辞めたいと思い立った時に相談に乗ってくれた東京の同業者の先輩。やりたい事をどうやって実現していくのか徹底して教えてくれたブランディングの専門家。転換期に必ずと言って良いほど登場します。
1日24時間誰にでも平等に与えられる資源だとはいえ、使い方を知らないと他人に奪われるような毎日になってしまいます。タイムマネジメントにおいて「その日暮らしの生活」とは、その日に必要な仕事をその日にやっているということで、仕事に追われる日々は精神的にもツライものです。
令和2年も残り3か月。書店には令和3年版の手帳がズラリと並んでいます。まず、仕事とプライベートで手帳を分ける方がいますが、24時間の使い方を考えるためには適さないと私は思います。では、どんなタイプを使っているのかというと、「1週間見開きバーチカルタイプ」の手帳です。
「無意識を明晰な意識に変えない限り、それはあなたの歩みを誘導していくことになる。それを人は運命と呼ぶのである。」スイスの心理学者「カール・ユング」の言葉です。流されるように生きてきて、日常に不満を抱きながら「運命」を連呼している人を揶揄した言葉だと解釈しています。
時間割を作ることで、自己肯定感を高めることもできます。子供の頃は親や周囲の大人からホメられて育ちますが、大人になると、他人は滅多にホメてくれません。なので、時間割を作り、実行することで自分自身を承認することになるのです。
時間割(段取り)を作るということは、大人でも習慣にしたいものです。むしろ、学生時代から身に着けておきたいし、授業でも必須だと思います。なので、企業研修でもオススメしていますが、ほとんどの方が続きません。その重要性や効果を理解していないので優先順位が低いのでしょう。
時間割(段取り)をなぜ作るのかと聞かれれば、私だったら「生産性を上げるため」と答えます。では、生産性って何でしょう。日本生産性本部は「生産諸要素の有効利用の度合い」と定義しています。本当に大切なこと、特に「急がないけど重要なこと」に、なるべく多くの時間を投入することそのように解釈しています。
時間割(段取り)を機能させるには、業務の種類を理解する必要があります。大きく分けると3種類。1つ目は「固定された業務」複数の人が関わる業務が多いのですが、私の場合は、公的な委員会や講演などがこれに当たります。一度決まると絶対に動かせないわけです。
社会人で時間割(段取り)を作っている人はどれだけいるものでしょうか。ここでいう時間割とは、TODOリストを作るということではありません。どんな仕事を、いつ、どのくらい時間をかけて処理するのか。となると、最低でも1週間単位で計画することで、今ココに集中ができるようになります。
小学校には時間割があります。いつ何をするのかがわからないと、教科書や体操服を全て持ち歩かないといけなくなるからです。予習も必要ですしね。いずれにしても、準備(計画)をするために、1日単位ではなく1週間の時間割が決まっています。大人だって時間割は必要です。
昔は良かったなんて言いたくありませんがいわゆる飲みニケーションが盛んだった30年前の新卒時代。毎日のように、上司や先輩、同僚とお酒を飲みながら色んな話をしたものです。しかしながら、今は無理にお酒を勧めるとパワハラ(アルハラ)だと言われる時代でもあります。
小学生の女の子が将来なりたい職業の上位にくるのが、ケーキ屋さん。経営したいというより、洋菓子職人(パティシエ)になりたいということでしょう。実際に、専門学校に進学し、その夢を実現する人はいます。しかしながら、早期離職する人は多く、結果的にその道を目指す人が以前と比べると少なくなっているのが業界の課題でもあるようです。
仕事というものを分解すると細かいタスク(最小単位の作業)から成り立っていることがわかります。なので、仕事を塊で捉えていると、仕事が進まない。やる気が起きない。という現象が起きてしまいます。
2017年に思い描いた5年後の理想像。達成した部分もあり、若干の軌道修正もあり、立っているステージが変わったので、描き直しています。「自由に生きる」というテーマは継続しながら、タイムマネジメントを(特に学校現場に)全国に広げる活動をしていき、6月10日の「時の記念日」に全国の小中高校で授業が行われるということを目指しています。
創業時には、事業計画を立てたり、場所だ、ホームページだ、仕入れだと色々な事を考えたりしなければならないわけです。なので、税務や労務といった法令を知る機会が無いというのは理解できます。しかしながら、どこかのタイミングで一通り学んでおかないと、足元をすくわれることになりかねません。
特にこの数週間は忙しかったので、頭の中を整理する時間が必要でした。やらなければならないタスクが増えたことで、漏れが無いように、そして優先順位を間違えないようにしなければなりません。それには、やはり、どこかで一度手を止めて、整理をする必要があります。走りながら(日常の業務をしながら)では、ミスをする確率が上がるのです。
2019年の出生数は約89万4千人。明治13年以降、約140年振りに90万人を下回りました。このような少子化が急速に進む中、保育士の求人倍率は、他の職種と比較しても高い水準で推移しており、どの園でも保育士不足で頭を悩まされています。当然、保育現場でも働き方改革を進めていかなければなりません。
昨日の研修は、人手不足が慢性化している介護業界を対象としたものでした。入社しないというよりすぐに辞めてしまうようです。離職率を減らしたいのであれば対象者に聴くしかないでしょう。例えば、退職した元従業員に追っかけで調査をしている会社がどれだけあるでしょうか。
講演や研修に登壇する講師は、時間調整できる能力を持つ必要です。そもそも、時間オーバーは絶対にやってはいけないことですし、早く終わり過ぎても時間によってはシラケてしまうので、鉄板の調整法を持っていると安心して登壇できますね。
働き方の見直しをする際に、避けて通れない道があります。それは、「いつも」を記録(ログを取る)するということです。システムエンジニアは、いつ何をどこまでやっていたのか、自動的に記録するようにしていると聞いたことがありますが、他の職種でも重要なことです。要は現在地を知るということですね。