保育業界が取り組むべき労働環境3つの改善

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■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■

2020.9.20 Vol. 1,633
本日のテーマ:

保育業界が取り組むべき労働環境3つの改善

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◆1・ 昨日のこと
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昨日は大学のリーグ戦に入りました。

昨年は体調を壊していましたし、
今年の春季リーグはコロナで中止になったので、
本当に久しぶりです。

1部だけに、
さすがにビリビリした試合の連続でした。

2020年登壇記録集計中
43回
参加者累計1,283名

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◆2・ 本日のテーマ

保育業界が取り組むべき労働環境3つの改善

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2019年の出生数は約89万4千人。

明治13年以降、約140年振りに
90万人を下回りました。

このような少子化が急速に進む中、

保育士の求人倍率は、
他の職種と比較しても高い水準で推移しており、

どの園でも保育士不足で頭を悩まされています。

当然、保育現場でも働き方改革を
進めていかなければなりません。

しかしながら、現場の保育士は、
保育現場特有の労働環境に負担やストレスを
感じていることが多く、

仕事のやりがいが就業継続を支えている
状況にあるというのが現状です。

このような労働環境のマイナスイメージは
世間一般にも定着しており、

新たな人材確保の大きな足かせとなっています。

そこで、まずは保育業界特有の働き方を
見直す必要があります。

特に、以下の3つの特徴的な働き方(課題)は
優先的に取り組まなければなりません。

1つ目は、持ち帰り仕事が多いという点です。

個人情報は外に持ち出せない園も多い
と思いますが、

一方で制作物など行事の準備を
自宅に持ち帰って行うことが慢性化しています。

自宅に帰ってもリラックスできず、

休日にしっかりと休めないことで
ストレスは溜まっていくばかりです。

2つ目は、(法律が求める)
休憩を取れないという点です。

休憩時間中は、労働から完全に
解放されていなければなりません。

「午睡の時間に連絡帳を書きながら・・・」では
法が求める休憩とは言えず、

労働時間となります。

また、休憩時間中も法定配置は求められるので、

始業終業の時刻だけでなく
休憩も何時から始めて何時に終わったのか、

時刻で記録する必要があります。

1つ目の課題も同様ですが、
労働時間であれば給与を支払わなければなりません。

しかしながら、業界の「当たり前」によって、
無かったことになってはいないでしょうか。

3つ目は、特に担任制がある保育園で、
年次有給休暇(連続した長期休暇)が取りにくい
という点です。

このことにより、どうしても
職場と自宅の往復だけの日々となってしまい、

社会の常識から乖離していきます。

他にも、収益構造の限界もあり、
仕事の責任や量に見合った給料が支給されていない。

保護者対応にストレスを感じる
といった課題も挙げられます。

労働環境の改善をキッカケとして、
より良い人材が保育業界に集まることを
願っています。

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◆3・ 編集後記
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そういえば、昨日の審判員は若い方が多く、
特に3試合目は4人中私を除く3人が20代、
つまり平成生まれです。

まだまだ若手だと思っていましたが、
あれっ?自分が平均年齢を上げている!
と試合中に気がつきました。

キビキビとした本当の若手の動きに
刺激を受けて、

いつも以上にハッスルしたら
足がつりました。トホホ。