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年に数回ですが、職業人として中学生に仕事の話をするという機会をいただきます。私が中学生の頃なんて、野球ばかりの毎日で、とても仕事のことなど想像すら出来なかったように記憶しています。
個人的にですが・・・、人が不満に思う要因でしかない給与を、仕事に対するモチベーション(動機づけ)にも使っちゃおうというのが、給与設計の大きな意義だと思っています。
見学ツアーの中に、他の職種と比べると、不衛生だろうなと勝手に思っていた会社がありました。油まみれになって働いているようなイメージです。あくまでも個人的にですが。ところが、その会社は違いました。
「残業がゼロになったらイクメンに・・・」ある企業が行った20代の働く男女を対象にしたアンケートでこのような結果が出ました。一方で、未婚女性の4人に1人は、残業がゼロになったら、恋愛・結婚を積極的にしたいと回答したということです。
昨日も行ったタイムマネジメント研修。この手の研修で特に感じる事ですが、多くの人は、昨日や一昨日にどんな仕事をしたのか、うっすらと記憶に残っている程度で、記録がありません。
第一印象は、とても大事です。服装や身の回りの装着品、表情、声のトーンなどはもちろんですが、言っている事とやっている事が違うと人から信用されません。長く付き合う中で、印象が良くなっていく場合もあるかもしれませんが、そんな時間もありません。
理想は確かに大事です。しかしながら、あまりにも達成不可能な目標だと、様々な弊害が生まれます。確かに人間に不可能は無い、のだとは思いますが、では、私がこれから陸上を始めて東京五輪で100mの金メダルを目指すかというのは、あまりにも無謀な目標で、当然ながら私自身もそれを望んでいません。
医療、介護、小売り、製造、福祉、・・・どの業種でも人手不足は共通の悩みです。昨年の出生数は、何とか100万人を下回らずに踏みとどまりましたが、人手不足、労働力人口の問題はこれから先、ますます加速していくのは間違いありません。
創業して人を雇うと労務管理をしなければならなくなります。労働保険や社会保険の設置、その後の入退社に伴う手続き、就業規則の作成、36協定の締結と提出、賃金設計、給与計算、採用面接・・・労務管理には様々な業務があります。
甲子園に出場するのが「当たり前」県大会初戦で負けるのが「当たり前」成果を上げるのが「当たり前」目標未達が「当たり前」残業することが当たり前で、早く仕事が終わっても、上司や周りに気を使って帰ることが出来ない会社は、必然的に、それが当たり前の光景となります。
今日は、とある職種の方を対象に「自己理解を深める」というテーマの研修を行います。自分自身って何者だ、と思う時ってありませんか?ある意味、永遠のテーマだと思います。
誰もが持っている「こうあるべき」という価値観に、マイナスの行動が加わると、ヘンテコな方向に進みます。若手は1時間早く出社すべき、女性がお茶出しをすべき、妊娠したら辞めるべき、思うのは本人の勝手ですが、そこに強い言動が加わると差別やハラスメントにつながります。
行動計画を立てるとき、その日や次の日ぐらいの予定だけで判断すると、優先順位を間違える場合があります。確かに、「今日出来る仕事は今日のうちに片づける」という考え方も大事ですが、残業しても、ほとんどの仕事は終わることなどありません。
「最近の若い社員は簡単に『出来ません。』と言うんですよ。」経営者からよく聞く言葉です。“失敗したくない”という世代の特徴を考慮しても、もったいない気がします。自分が成長出来る機会が目の前にあるのに、それを自ら放棄しているわけです。
どうしても人間は「急がないけど重要なこと」を先延ばししてしまう傾向にあります。就業規則や各種規程の整備、ハラスメントの防止体制の確立、など仕事柄、様々な相談がありますが、そのほとんどは「すでに起きた」事案に対して、ようやく重い腰を上げて対策をするというものです。
個人的にですが、タイムマネジメントには、生産性の向上、ワーク・ライフ・バランスの充実、メンタルの安定という3つのメリットがあると思っています。
昨日は、新設された国民の祝日「山の日」でした。祝日は休日にしているという会社も多いと思いますが、祝日が増えていけば年間の休みも増えていくという人もいれば、24時間365日営業の業種では、休日は月のシフトによるので祝日は関係ありません。
夕方からは、別の経営者の方と職場の活性化について打ち合わせ。暗い雰囲気、やる気のない表情、止まらない離職・・・なぜ、こんなことになっているのかわからないという、複雑に糸がからみついているような状況では、これをやれば全てが解決するという一発逆転のマジックは存在しません。
人間が持つ喜怒哀楽という当たり前の感情の中でも、特に「怒」は使い方を間違えると大変な事態に発展する場合があります。
講師からしてみると、つまらなそうにしている人を一生懸命に盛り上げる時間もパワーも無いので、目線を合わせて大きくうなずいたり、笑う所で笑ってくれたり、反応がある人の方をどうしても見てしまいます。
