感情のコントロール手法を持つ

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.8.10 Vol.132

本日のテーマ:感情のコントロール手法を持つ

音声はこちらから・・・

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社会保険労務士の篠原です。

オリンピック柔道男子の
大野将平選手が金メダルを

獲得しました。

男子柔道では2大会振りとなる
快挙だけに、

優勝が決まった瞬間は
ガッツポ-ズでもするのかと
思いきや、

畳を降りるまでは
ニコリともしませんでした。

その理由は「相手がいるので」

相手がいるから自分が存在(試合が)
出来ている。

相手に対するリスペクトを忘れずに
最後まで礼を尽くす姿は、

とても美しく感じました。

野球のイチロー選手も、

常に冷静で感情を表に出すことは
ほとんどありません。

球場ごとにポイントを決めて、

それを見ることで精神的な
コントロールをしていると

いうことです。

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本日のテーマ:感情のコントロール手法を持つ
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人間が持つ喜怒哀楽という
当たり前の感情の中でも、

特に「怒」は使い方を間違えると

大変な事態に発展する場合が
あります。

例えば仕事中、上司が部下に指導して
いく中で、大きな声を出し、
机を叩いて自らの感情を表現する。

そこには、変わってくれない
他人である部下に対しての

「なぜわかってくれないのか!」

という苛立ちがあります。

パワハラと判断されるケースでも
多くの加害(行為)者は、

そんなつもりはなかった、

部下に成長してもらいたいので、
思いを伝えたかった、

はずなんです。

その情報に必要以上に

「怒」という感情を付け加えても、

正しく情報が伝わらず、

いじめや嫌がらせといった
ハラスメントに発展してしまい、

部下に成長してほしいという
本来の目的は

達成されないというわけです。