日刊メルマガ
「優先順位のツボ」MAILMAGA
是非ご登録ください。 購読申し込み
バックナンバー
私は、出張から戻ってきた時に、必ずと言っても良いほど事務所に戻ります。昨日の地元着は就寝時刻が迫る20時過ぎでしたが、事務所に寄り、荷物の整理だけはして帰りました。たくさんの研修ツールをスーツケースに入れて持っていたので、そのまま自宅に帰ると翌日もスーツケースを使わないとならないのが嫌だったからです。
福岡県飯塚市に来ています。このメールが届く頃には、午前中の講義が終わってお昼休憩に移るところでしょう。とある企業の入社(社会人)2年目社員を対象としたフォローアップ研修を担当してから3年度目となります。それぞれの年の特徴があって面白いものです。
本当に大切なことに有限の時間をなるべく多く使う技術。私はタイムマネジメントをこのように定義しています。そこに欠かせないのが「仕事術」です。どうしても現役世代は、(決して悪いわけではありませんが)仕事に大半の時間を取られてしまうので、かなり意識してプライベート分野の夢やライフデザインにも時間を振り分けていかないとバランスが悪くなります。
私が提唱しているタイムマネジメントでは、現在地を理想の数年後を描いたビジョンの方向に進ませるのが目標だと考えています。数年後は現在地から見えにくいので、ズレないように目安とする方向指示器と、現状変更を後押しするブースターのような役割があります。
タイムマネジメント研修をしていると、目標設定のところで「現状維持」と書く方が少なからずいます。考えるのが面倒でとりあえず書いたのでしょうが、現状維持はNGだとくどいように伝えています。そもそも、理想の未来に向かって現状を動かそうとした時に、ズレないように目安とするのが目標だと私は考えています。
タイムマネジメントは、数年後の未来をより良くするために今日の時間の使い方を「少しだけ」変えるというものです。そこで必要になるのが、数年後の理想像です。旅行だと目的地ですね。30年先の未来を変えるために今日の時間を使うわけでありません。数年後とは、3~7年ぐらい先のことです。
今月は今日を含めて残り4本の登壇があります。全て企業でのタイムマネジメント研修なので、うまく話せるかどうかといった心配はありません。もう何百回も行ってきたことです。しかしながら、私はこれまで数多くの失敗をしてきました。
以前、「名もなき家事」という言葉が世間の共感を得たことがありました(もちろん今でもですが)。これは、料理や掃除、洗濯といった具体的な名前がつけられない細かな家事のことです。例えば私も、洗面台の鏡拭き、ネコの食べ残しの片付け、排水溝をキレイにしたり、切れたトイレットペーパーの補充をしたりといったことをしていますが、日常生活で欠かせないけれども名前がつきにくい家事のことを指します。
昨日は、よろず支援拠点と自宅の往復で1日が終わりました。車で移動するので歩数もごくわずか。ウォーキングもジムトレーニングもサウナも行けませんでした。よろず支援拠点での勤務は月4日程度なので大勢に影響はしませんが、これが毎日となると大問題です。
アメリカンフットボールには変わったルールがあります。前後半の残り時間が2分となったところで時計が自動的に止まり、タイムアウトのような状態になります。ツーミニッツ・ウォーニングというルールです。試合場と審判の時間を合わせるため、スポンサーのテレビCMの直前、など様々な理由はあるようですが、結果的に選手も観客も集中力が上がり、大いに盛り上がる効果があります。
定時に帰ろうとするから定時に帰ることができる。会社員時代に定時で帰っても(残業をしなくても)成績が良かった先輩がよく言っていた言葉です。今の私は自営業なので、定時も休日もなく、法律的な労働時間規制は該当しませんし、年次有給休暇もありません。
8時間の1日研修では休憩時間の配分にかなり気を使います。例えば9時から17時までの場合、一般的に午前中は集中力が高いので3時間中1回、お昼休憩後の午後は眠くなるので4時間中2~3回は入れます。集中力は1日のうちに上がったり下がったりとかなり変化するものです。
漫画「鬼滅の刃」が(家族の中で)流行ったのはちょうどコロナ禍の頃でした。鬼が人を食べるというグロテスクな描写が当時の得体の知れない状況と変にマッチし、新刊が出る度に書店を探し回った記憶があります。鬼は、太陽の光を浴びるか、首を切り落とさなければ生き返るという設定でした。トドメを刺さなければ生き返るというのは仕事に似ています。
規模の大きな会社は従業員も多く、頻繁に人事異動があります。自治体や金融機関などでは不正防止のためにも定期的に異動を行っていますよね。専門性を磨くという観点ではデメリットのようにも思えますが、嫌な人間関係も1~2年でリセットされるというメリットがあります。
時間の長さは価値に変わります。確実に。1年前にはベンチプレスはマックス60kg程度でしたが、今では90kgが楽に挙がります。これも、こつこつ続けた結果です。時間の長さは習慣によって作られます。狙った行動を習慣化するためには、なぜそれを習慣にしたいのかという目的とゴールを明確にすることからスタートします。
国を挙げて進めている働き方改革には主に9つのテーマがあります。この中で、一番わかりづらいのはなんといっても「労働生産性の向上」でしょう。おそらく、製造業や運送業など一部の産業以外はピンときていません。もちろん私も。なので、誰にでもわかる定義が必要です。
20代や30代の頃と比べると、確実に集中力が続かなくなっています。もちろん、それを前提にスケジューリングしているので、それなりに効率は上がっています。若い頃はとにかく時間の長さだけで勝負をしていたので、生産性が今より低かったように思います。
「この仕事はナルハヤで」先輩や上司にこんな指示をされたことはありませんか?ナルハヤとは、なるべく早くという意味です。これではいつまでに終えればいいのか困りますよね。締め切りの感覚は人によって違うので、まだ余裕だろうと放置していたら「そういえば、あれどうなった?」の一言で緊急事態に昇格してしまうのです。
場所と行動は紐付けされ、それはやがて習慣となります。タスク整理(大人の時間割作成)の場所と未来に意識を寄せる思考の時間の場所を分けているのは、そういう理由があるからです。習慣になれば、そこに座るだけでパチッとスイッチが入りますから。
問題とは、理想と現状とのギャップのことです。ということは、理想が無ければ問題も起こりません。全てを受け入れるということでもあるので、ストレスを減らす考え方の1つでもあります。しかしながら、私たちには無意識の中にも「こうあるべき」といった理想があります。なので、問題は散発的に自然発生します。