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「優先順位のツボ」MAILMAGA
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スケジューリングは、本来は大から小へと絞り込むのが鉄則です。つまり、ライフデザインをベースに数年後のビジョン、今年、今月、今週のスケジュールを決めてから今日の予定を作るということです。
私にご依頼をいただく新規の仕事は、リピートや紹介がほとんどです。ホームページの問い合わせなどで全く知らない方からのご連絡は年に1~3回程度しかありません。なので、電話が鳴ることはほとんどなく、メールやSNSのメッセージが中心です。
これまでに読んできたタイムマネジメントに関連する本を読み直して感想を紹介するコーナー不定期でお届けしています。9冊目は「仕事に追われない仕事術」マーク・フォスター 著仕事に追われまくっていた2016年頃に読んだ1冊です。
一日の仕事が終了し、さあ帰ろう・・・。さて、皆様の仕事机の上はどのような状態でしょうか。書類などが散らかったままになっていないでしょうか。翌日の出勤時に、仕事が積みあがった机を見て、やる気が出るとは思えません。
一口に仕事と言っても、取り組みやすいものもあれば、なかなか手をつけられないものもあります。すぐに終わるものもあれば、長期間に及ぶものもあります。ここでは、日程調整のためにメールを返信するといった1分程度で終わるものではなく、それなりにボリュームのある仕事の進め方について解説します。
いつも仕事に追われていると確実に心身が疲弊していきます。「仕事」は概念のようなものなので、実際は締め切りがどんどん近づいてくるのが仕事に追われているような感覚になっているだけです。しかしながら、常に緊急事態という状態ではパフォーマンスは発揮できません。
突発的な仕事でも3分ぐらいで終わるようであれば後回しにせずにすぐに処理をする。これも仕事術の1つなのですが、私はケースバイケースだと考えています。問題となるのは、今日のタスクをリストアップし、それに集中していながら、問い合わせやメール、上司や取引先から突発的な仕事の依頼が来ると、今までやっていたことを一旦横に置いて割り込み仕事を優先的に処理してしまうこと。
国は東京オリンピックの開催に合わせて在宅ワークを勧めていましたが、それが強制的に進んだのは皮肉にもコロナ禍の影響でした。私自身もそのタイミングでネットにつながればどこでも仕事ができるように必要なデータをクラウドに移したので、サーバーを廃止することができました。
私のような個人事業主や小規模企業の経営者は、自分の時間の使い方が業績にモロに影響します。ところが、大企業のように経営者としてだけの仕事をしていれば良いというものではなく、営業だって、経理だって、労務管理だって、給与計算だって全て自分でやっているのが現実。
問題です。50を半分で割って2を足すといくつでしょうか?いかがでしょうか。企業研修などでこの問題を出すと、答えが2つに分かれます。1つは「27」もう1つは「4」です。
机の上と頭の中の状況は比例します。きっと。いや、間違いなく。机の上が散らかっている時は、優先順位も混乱しているはずです。積み上げられた書類の山から適切な優先順位を判断し、ピンポイントでそのタスクを抜くなんて芸当ができる人は滅多にいません。
仕事には必ず期限があります。そこを前倒しで進めることで締め切りから必要以上のストレスを受けにくくなるだけでなく、関わる人の仕事にも影響します。1人で全てを完結する仕事は少なく、連携しながら進めていくからです。締め切りに追われないようにするには、前倒しの自分期限を設定するという原則をこれまでもお伝えしてきました。
私は2~3週間のスパンでスケジューリングをするようにしています。いつ何をするのかを決めるということです。その中で特に注意して見ているのが可処分時間(自由に使える時間)の有無や総量。これによって抱えている仕事の進むペースが予想できるからです。翌週までの予定はほぼ変わらないので、各曜日にタスクを具体的に振り分けられます。
新しい仕事が発生した時に確認しなければ始まらないのが期限と成果です。特に期限はそれによっていつから始めるかが決まるので非常に重要です。分類としては「今すぐ」「今日中」「明日以降」の3つ。
大概の仕事は2~3時間あれば片付きます。ただし、1時間ずつ3ブロックの3時間より、まとまった3時間の方が間違いなく仕事は進みます。また、その日のメインの仕事は朝イチに終わらせるべきです。朝は集中力が高いことと、メインの仕事を残していると気になって今ココに集中できないからです。
仕事を依頼されたら、まず確認しなければならないのが「成果」と「期限(納期)」です。この場合の「成果」とは形も含みます。例えば、データ入力の仕事を依頼されたとして、ワードなのかエクセルなのかメールなのかプリントアウトするのか・・・などを確認する前に仕事を始めてはいけません。
今日は、なぜブルーマンデー症候群が起きるのかについて考えていきたいと思います。その職場のみならず、社会全体としても大きな損失ではないでしょうか。私もこれにはずいぶん悩まされました。新卒で入社した百貨店は、基本的に土日祝は休めず、平日休みが普通でしたがどこに行っても空いているので嫌いではありませんでした。
マッキンゼーの日本支社長を務めた著名なコンサルタント大前研一さんは著書の中でこのような言葉を残しています。人が変わるには、住む場所を変えるつきあう人を変える時間配分を変えるという3つの方法しかない。まさにそのとおりだと思います。
幼少期からずっと野球やスポーツをしてきた私は、社会人になってからも気合いと根性だけで乗り切ってきたように思います。30代までの会社員時代はもちろん、40歳で独立してからも変わりませんでした。それ以外の方法を知らなかったからです。
このメールマガジンは、本日で2,900日連続の配信となりました。社会保険労務士としての働き方を変えようと模索していた2016年4月1日にスタートし、1日も欠かさず95か月連続で更新しています。これも購読を継続していただいている皆様のお蔭です。誠にありがとうございます。