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目標達成とは要は課題解決のことです。ありたい(あるべき)姿と現状の差が課題となり、この課題に対して原因を探っていきます。しかし、これが案外難しい。仮に原因を特定できたとしましょう。で、多くの人は原因を解決するために、すぐにアクションを起こします。
私なりの解釈ですが、タイムマネジメントは2つの要素から成り立っています。1つは目標達成。もう1つは効率化です。目標達成のための技術という側面とタスクを効率的に処理して、目標達成のための時間を捻出するという側面があるということです。
皆さんは、朝起きてまず何をしますか?トイレに行きますか?洗面台で顔を洗うことでしょうか。ベランダで軽く体操をするという方もいるかもしれません。私はというと・・・、「チェックリストを開く」これが最初のタスクです。アプリを使っているのでタブレットで立ち上げるというのが正しい表現ですね。
お伝えしてきたように生まれて初めて4月に入院し、死への恐怖を感じながら病床で考えたことがあります。それは仕事の分野で、死ぬまでにどうしてもやっておきたいことが2つあるということです。お尻(寿命)を意識するようになったことでハッキリとわかりました。1つは「タイムマネジメント」です。
86,400円をもらえるとしたら、皆さんだったら何を買いますか。このお金は、貯金ができません。その日に使ってしまわないと消えて無くなります。明日も明後日も1年後も10年後も同じ金額をもらえます。そして、その支給がいつ終わるのかわからないというお金です。はい、もうおわかりでしょう。
私は講演家ではありませんが、職業柄、人前で話す仕事を数多くいただきます。今では年間100回以上、特にここ3年間は毎年120回以上の登壇をし、3千人以上の方の前で話をしてきました。
金曜日の業務は午前中で終わりにしています。絶対に、というほどでもありませんが、なるべく積極的に予定を入れないよう午後はブロックしています。人と会ったり、タスクの整理をしたり、状況によってはジムに行ったり。具体的には手帳のブロックしたい時間帯を蛍光マーカーで囲むこれだけです。
「習慣は才能を超える」私の大好きな言葉です。行動を習慣に定着させることで、誰もがチャンスを得ることが可能になるのです。まあ、そこは凡人代表の私。特に「良い行動」の習慣化には高いハードルが付きまとうわけです。
昔といっても大昔の話。私は研究者ではないので個人的な意見でしかありませんが、時間という概念は無かったのではないかと思っています。時計も無いから当たり前か。明るくなったら起き、暗くなったら住処へ帰る。ある意味で、タイムマネジメントは逆にしっかりしていたはずです。なぜなら、死と直結していたから。
プロ野球のスーパースター長嶋茂雄さんの逸話。ジャイアンツの監督時代、若手選手にバッティングの指導をするのに「ヒットなんて簡単に打てるんだ。いいか、ボールがサーと来たら、バッとやってダーっと・・・」正確な話かどうかわかりませんが、だいたいこんな感じだったそうです(笑)
日曜日に行った自主開催のタイムマネジメント講座で、講師もする受講者の方からこんな質問をいただきました。「(講座の内容とは関係ありませんが)休憩がいつからなのか言った方が良いのでしょうか?」はい、そのとおりです。私は、休憩の時間帯をあらかじめ告知しています。90分だったら一気にやりますが、2時間だったらブレイクを入れます。
昨日はわざわざ東京から来ていただいた受講生の方を空港まで送り、帰る途中でカフェに飛び込みました。タイムマネジメント講座の振り返りの為です。講座を行っている途中から改善点に気づき、アイデアが湧いてきたので居ても立ってもいられず。これが翌日以降になると、どんどん忘れてしまうのです。
ローカルネタですが・・・「おおいた歩得(あるとっく)」に登録しています。大分県が開発した健康作りのためのアプリです。携帯電話の歩数カウント機能と連動して、歩数や消費カロリーだけでなく血圧や体重、その日の気分までも記録することができる優れモノ。ポイントを溜めていくと協賛企業から特典をもらえるというインセンティブも付いています。
過去は変えられます。正確には、過去、経験したことの意味が変えられるということです。私は新卒で東証一部上場の百貨店に就職しました。バブル崩壊前に就職活動をした最後の組だったこともあり、特に苦労せずに入社できました。私の能力ではなく時代のお蔭だったと言えます。
社会保険労務士として開業した当時。とある中小企業支援機関の職員さんに言われた一言が今でも忘れません。「大分の社労士さんって、話が上手い人がいないんですよね」講演を頼んでも受講者の評価が低いということでした。当時は状況もわかっていなかったので、そんなものなのか、だったらそこ(講演)をメインにしても良いかなと思う反面、悔しいという気持ちが沸き起こってきたのを覚えています。
私たち夫婦は、40歳を越えてから子どもに恵まれました。何しろ全てが初めての経験。生まれたのは嬉しいが、一体どうしたら良いのだろうかと出産直後から不安が大きくなっていくのを感じていました。そんな時に転機が訪れます。出生届を市役所に提出しに行った時、たまたま目に入った1枚のチラシ。「父親の子育て力アップ講座」の案内でした。
誰でも取れる資格だったり誰でもできる仕事だったり参入障壁が低い場所で勝負すると消耗戦になります。誰でも参入できるということはその他大勢に埋もれてしまうわけで、そこから抜け出すにはノーガードの殴り合いのような状態になってしまうのです。
「働き方改革」と「生産性の向上」はセットで語られます。国も地方自治体も同じように言いますが、製造業など一部の業種を除き、生産性と言っても多くの現場はピンときていないはず。生産性を向上させるには「意識改革」という高いハードルも存在します。これも言うほど簡単ではありません。
タスクの発生は突然起こります。皆さんはどのようにそれ(タスク)を収集していますか。他人がどのように工夫しているのかとても興味があり、特に仕事ができる人だと思ったら積極的に質問するようしています。
タイムマネジメントでは、タスクが入ってきた後の流れが何より重要です。スムーズにタスクが流れるように、この枠組みを先に作っておかないと私の経験上、まず間違いなく失敗します。仮決めで良いのです。修正はいくらでもできますから。まずは何に入れるのかを決めます。