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「優先順位のツボ」MAILMAGA
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私は原則として、月曜日の午前中には仕事を入れないようにしています。しかし、昨日のように研修や講演であれば別です。仕事の中で例外はこれだけ。その他は、すでに予定が入っていることにして別の曜日で調整します。これにより、月曜日の準備で土日もゆっくりできないという事態を避けられます。
私は定期的に2泊3日で宿に籠る「1人合宿」というものを行っています。もうかれこれ10年ぐらいになるでしょうか。最初は年末に1泊2日だったのが、効果を感じて2泊3日に増え、春にも行うようになり、今年は年3回(4・8・12月)を予定しています。1泊2日だと短すぎ、3泊4日だと長すぎるので、今のところは2泊3日が一番絶妙な日程だと考えています。
私の起床後の動きは365日同じです。4時前に起床し、ネコにご飯を出し、トイレ・洗顔・歯磨き、床のモップかけ、体重・血圧・体温を計測し、2つのアプリ(おおいた歩得・あすけん)に入力します。次に30分程度の読書をしてからメールマガジンの作成に取り掛かります。そして、ウォーキングとその道中にあるジムでトレーニング。ここまでは出張時も可能な限り実行しています。
夢やビジョン、理想を持つことで時間の使い方はまるで変わります。締め切りだけだった優先順位の判断基準に「急がないけれど重要なこと=第二象限」が加わります。ほとんどの締め切りは他人との約束事に対して発生します。もちろん、組織に所属している上ではそれも重要なことではありますが、自分との約束をないがしろにして先送りし続けると、間違いなく人生は停滞します。
未来の理想像と現在地との差を埋めるために課題を設定します。課題解決には短期的なもの、つまり時間の長さは必要としないタイプがあります。海外旅行に行きたいペットを飼いたい車が欲しいといった夢に対しての課題です。
皆さんは、日々のスケジューリングをする時にタスクの優先順位をどのように判断していますか。おそらく、締め切りが近いタスクの優先順位が高くなっているのではないでしょうか。もちろん、それも重要です。締め切りに間に合わなければ誰かに迷惑をかけてしまうかもしれませんので。
労務管理やハラスメント防止などに関連する法令は、あらゆる事業で守らなければならないものです。もちろん、事業に関連していなくても、全ての国民の言動は刑法や民法などの法令で制限されています。1人で生きているわけではないので、一定の取り決めが無ければみんなが混乱してしまいます。
「夢」というと窮屈に聞こえて拒否反応を示す方もいますが、誰であっても理想はあるはずです。こうなったらいいな。こんな毎日だったら楽しそう。そう思うのであれば現実とは差があるということです。
達成可能か不可能かよく勘違いする部分です。未来の理想像を創造する時は、達成可能かどうかは関係ありません。むしろ、「子どもが大きくなるまで辞めておこう」といった制限などは考慮せず、思考フリーで考えなければ、今できることの延長線上で未来を考えてしまいます。
タイムマネジメント研修において依頼される企業の担当者が持っているイメージは、いわゆる仕事術のレクチャーです。いかに残業を少なくして、仕事をテキパキと終わらせるかというテクニックを知りたいというご要望がほとんど。決して悪くはありませんが、ある視点が欠けるとうまくいきません。
以前の私は、スケジューリングをしているつもりでいました。しかし、実態としては目の前に現れた出来事に反応してしまい、優先順位を考慮せず、ただひたすらに仕事をこなす日々。常に締め切りに追われ、やりたいことができないのでストレスで一杯でした。
私には大切にしている信条が3つあります。それは(1)規律(2)自由(3)誠実 です。他人からしてみれば堅苦しく感じるのかもしれませんが、私にとってはいずれも非常に心地良い信条です。
私たちの集中力は自分が考えている以上に長続きしません。何かに取り組む時は1つのことに集中しなければないのに、どうしても目に入ってきたことに意識を奪われ、注意力が分散してしまいます。
現在の働き方改革に至った最初の1歩は昭和60年代にまで遡ります。年間の労実労働時間を1,800時間程度に向けて削減していこうと閣議決定されてから、いかに労働時間を短くするかという法改正が行われてきました。
人生は決断の連続です。着ていく服やランチのお店選びといった軽いものから、進路や就職先などじっくりと考える必要がある決断まで様々です。簡単にやり直しができるものもあれば、同時に複数の選択肢を選べる場合もありますが、原則として、時間の選択はトレードオフです。
(私の地元では)小中学校の夏休みは残り2週間となりました。お盆が過ぎてから宿題のピッチを上げる子ども達も少なくないでしょう。最後は気合いと根性で仕上げるのは、今も昔も変わっていない夏の風物詩といえるのかもしれません。もちろん、宿題も大切ですが、もっともっと大切なことがあります。それは生活リズム。特に起床時刻です。
抱えている仕事が進むか否かは、まずは可処分時間の量によります。会社員の方はもちろんですが、個人事業主の私でもおおよその始業と終業の時刻は決めています。定刻ではなく、その日によって違いますが、事務所で仕事をするのは始業が10時くらいで終業は15時くらいです。
私が提唱しているタイムマネジメントは、「本当に大切なことに有限の時間をなるべく多く使う技術」と定義しています。もちろん、スキマ時間を使うテクニックもありますが、それが真の目的ではなく、より良い、そして楽しい人生を送るためにタイムマネジメントの技術は存在すると確信しています。
20年近く会社員生活が続いた私は、独立して個人事業主となった途端にゲームのルールが変わったことに気がつかず、ずっと週40時間の枠の中でもがいてきました。それを1週の総枠168時間から睡眠時間を除いた120時間での生産性を上げていくように変えたところ、時間の使い方が劇的に変化しました。
私たちが行動を起こせない原因の1つに、「次は何をすれば良いのかわからない」というものがあります。特に初めての仕事では、それが顕著に現れます。今でこそ登壇数は1,000回を超えている私ですが、最初のうちは企業研修のご依頼をいただいても、何をすれば良いのかわからずオロオロしていた記憶があります。