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自分の周りで発生する課題のほとんどは仕組みで解決できる。そう考えることで前向きになれます。以前の私は、やる気や根性だけでカバーしようとしてきました。なので、調子が良い時は一定の成果が出るのですが、手が止まると仕事は溜まっていく一方で、どんどん負のスパイラルに陥っていました。
タイムマネジメントに取り組むとメンタルが安定する一番の理由。それは自分の行動を主体的に選択することで幸福感が生じるからです。これは、神戸大学(西村和雄特命教授)と同志社大学(八木匡教授)が行った2万人を対象とした調査でも明らかになっています。
「幸せとは、自分が考えていること、言っていること、そしてやっていることが調和していることを言う。」インド独立の師「マハトマ・ガンジー」の言葉です。これって、まさにタイムマネジメントを表現していると思いませんか。本当に大切なことを明確にし、そこになるべく多くの時間を使うために工夫をするのがタイムマネジメントです。
タイムマネジメントとは、本当に大切なことになるべく多くの時間を使うための手法です。細かいスケジューリングで時間を作り出し、大切なことに時間を投入することで、行きたい未来へ進める確率が上がります。それだけではありません。タイムマネジメントはメンタルの安定にも効果が期待できるのです。その理由をシリーズでお伝えしていきます。
製造業や運送業ならわかりやすいのでしょうが、生産性の向上と言っても、(私も含めて)大半はピンときていません。ただ、いずれにしても集中することで処理できる仕事の量は増大します。マルチタスクを勘違いし、机の上に複数の仕事を並べて同時進行しても捗るわけではありませんので、集中する環境をどうやって作っていくかは個々の課題でもあります。
昨日は、時間のブロックについてお伝えしました。時間は目に見えないものですが、スケジュール帳を蛍光ペンなどで囲み、可視化することで意味を持たせることができます。読者の方から、それぞれのブロックの目的を知りたいというご質問が寄せられたので今日は解説します。私が定期的に取り組んでいる
タイムマネジメント上達のコツ。その1つが「時間をブロックする」こと。要は、先の予定を確保するということです。「重要だけど急がない」タスクはブロックを使うと実現しやすくなります。何も決めないと先送りを繰り返してしまうだけですから。使い道が決まっていない時間も「何も予定を入れない予定」としてブロックしておきます。
タイムマネジメントとは時間を自分の管理下に置くことです。キッチリとスケジューリングをして分単位であくせく動くことではありません。しかしながら、効率を上げることで、まとまった時間を得ることができます。例えば、1日30分を節約したとします。1年間で182時間30分。これって何日分だと思いますか?
月曜日の午前中はブロックして対外的な予定を入れないようにしています。ブルーマンデー症候群の予防のためです。日曜日に「サザエさん」が始まったら仕事を思い出して気持ちが落ち込むので「サザエさん症候群」とも呼ばれています。妻のように全く意識しない強者もいますが、凡人代表の私はこれ(ブルーマンデー症候群)にずっと悩まされていました。
いくら綿密な予定を立てても、1週間も過ぎればやはり色々と変わってきます。提出しなければならない書類の期限は更に近くなり、新しい仕事だって増えているでしょう。1週間前とは事情が違うのにそのまま進もうとしても無理があります。そして、このような微調整をしなければならない時、走りながらではブレてしまいます。
本当に大切なことに大切な時間をなるべく多く使う。これがタイムマネジメントの目的です。分刻みで動くためにあるのではありません。となると、自分が行きたい方向や実現したい未来、楽しそうな毎日といった理想の未来を描くことから始めます。
昨日の講義のテーマは『「働く」と「幸せ」のツナギ方』でした。働くことが幸せにつながらないなら働く意味が無い。働けば働くほど不幸せになっていくなんて、あってはならない。そういう想いを学生さんに伝えました。
「仕事が終わった」とはどのような状態でしょうか。定時(終業時刻)になった。(残業も含めて)いつもの帰る時刻になった。今日やるべき仕事が終わった。理想は当然最後ですね。定時になったので「続きは明日でいいや」は「仕事が終わった」のではないということです。
自分のゴールデンタイムはいつなのか把握していますか。私にとっては、起床後の家族が起きていない時間帯が最高のゴールデンタイムです。誰からも(ネコはいますが)邪魔されない朝イチにメルマガを作ったり、講演の構成を考えたりしています。
5年ほど前から企業向けのタイムマネジメント研修を行ってきましたが、私がやってきた手法を紹介しているだけなので、そのまま忠実に続けている人は少ないでしょう。原則を理解し、自分なりにカスタマイズしてくれると本望ですし、これまで無意識だった時間のことを考えるキッカケになればいいなとも思っています。
2016年4月1日にスタートしたこのメールマガジンは、今日12時の配信で2,000回に到達しました。登録者数は今現在で503名。凡人代表のメールマガジンですが、口コミで少しずつ増えています。本当にありがたいことですね。
2016年4月1日にスタートしたこのメールマガジンは、お蔭様で明日2,000回に到達します。ほとんどSNSでしか情報発信をしていなかった当時、手法としては古い感もあったメールマガジンを始めたのは、何かが変わるではないかと期待したからです。
ついに、登壇回数が通算800回目に到達しました。自主開催ではなく、呼ばれ講師が99%の私としては、受講者の方々、そしてご依頼をいただく企業や主催者のお蔭です。昨年はコロナの影響で大きく落ち込みましたが、オンラインセミナーができるようになったこともあり、今年は目標の年間100回が達成できる見込みです。
いよいよ、今日の企業研修で通算800回目の登壇となります。うまくいった講演もあれば、思い出したくないセミナーもありますが、ありがたいことに継続してご依頼をいただいているのは、どうすればリピートにつながるのかを考えてから始めているからだと思っています。
リピートにつながるかどうかは、結局のところ受講者の満足度にかかっています。つまり、対面研修でもオンラインでも、受講者の評価(アンケート結果など)が分かれ道というわけです。まあ、当然ですよね。満足度は「わかりやすさ」に比例します。では、「わかりやすさ」の正体はどこにあるのでしょうか。