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「優先順位のツボ」MAILMAGA
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昨日は1年後の研修依頼をいただきました。今年の評価が良かったようでリピートのご依頼です。あまりに先の日程を抑えられるのも困る時がありますが、顧問契約をしないスタイルの私にとってはありがたいお話です。お蔭様で登壇回数は開業以来、総合計で900回を超えました。
これからの時代、労働生産性を上げていかなければ生き残っていけません。これはどの産業、どの職種でも共通です。なぜなら、少子高齢化の影響で労働力人口が激減していくのは目に見えているからです。
早起き自慢をしているわけではありませんが、私は3時30分起床が基準です。特に気合いを入れないと起きられないわけではありません。徐々に早くなり(基準が引き上がり)今の起床時刻になっただけです。俗に言う「コンフォートゾーン」ですね。
私たちの常識や基準と呼ばれるものは、ほとんどは無意識の思い込みに支配されています。今時の言い方だとアンコンシャス・バイアスですね。例えば、私の少年時代は、野球に限らず(練習も含めて)スポーツ中は水を飲んではいけませんでした。
このメールマガジンでも頻繁に出て来る「未来の理想像」とは、数年後のイメージのことです。こういう状態だったら自分は幸せだろうな、楽しい毎日だろうな・・・という理想の生活を決めることで現在地との差が課題として判明するので、課題を解決するプロセスで幸福感を得たり、成長したりするものだと確信しています。
タイムマネジメントとは、有限の時間を自分の大切なことになるべく多く使う技術のことです。昨日の講義の中で学生さんにもしっかりとお伝えしました。社会に出て、壁にぶち当たる日も来るでしょうが、今回の講義の内容を思い出して乗り越えてくれると講師冥利に尽きますね。
モノの整理整頓は、どちらかというと苦手です。しかしながら、タスクの整理整頓ができないとタイムマネジメント的には致命的です。大切な事とそうでもない事が混在し、優先順位を間違えてしまうからです。思い返すと過去の私は常に頭の中が一杯でした。
過去に戻って、20代の頃の自分に1つだけ教えられるとしたら、私だったら迷わず「整理」を選びます。もちろん、正確には「整理整頓」という意味です。不要なものは捨て、必要なものを取り出しやすい場所に入れるということです。ここでは、衣類などのモノではなく、やるべき事などのタスクについて解説します。
仕事柄もありますが、これまで学生さんに講義をする機会を何度もいただきました。今週もタイムマネジメントをテーマにした講義に登壇します。習ったことの無い、そして、社会人になってからもおそらく学ぶ機会は無いであろう時間の使い方について解説します。
秋のピークだった10月も終わりました。登壇回数は17回とコロナ禍前まで戻った感じです。土日共に仕事という週も続いたので疲労もピーク。11月も暇ではありませんが、少し落ち着くので、大切なことに時間を使っていきたいですね。さて、ここでいつものように手を止めて、10月を振り返ってみます。
私は、様々な場面の行動をチェックリストによって決めています。決めると落ち着かないという方もいますが、イチイチ考えなくて良いので、実は楽になるのです。なぜなら、頭の中にある行動を(一部分ですが)外に出すことによって忘れられるので。これにより頭のメモリを開放し、自由に考えることに使えたり、今ココに集中することができたりします。
昨日のメールマガジンは、私たちの基準は、(ほとんどの場合)無意識で作られており、その範囲で人生が成り立ってしまうので、成長するために未来の理想像に向かって(基準を)引き上げようという話でした。しかしながら、一気に引き上げると脳が警戒して引き戻そうとするので、徐々に基準を引き上げると定着しやすくなります。
早起き自慢をしているわけではありませんが、今の私の起床時刻は3時30分です。朝というより深夜に近いかもしれません。原因は飼っているネコです。本当は4時30分頃まで寝たいのですが、ネコが定時(3時30分)に起こしに来るので自然とこの起床時刻が定着しました。以前の私は違いました。
人生を停滞させる魔法の言葉があります。代表的なのが「とりあえずやってみよう」行動を起こすことが悪いというわけではありません。考えずに「とりあえず」動き出すと、無駄が発生してしまうのです。それでも続けられる人はごくわずかで、ほとんどは成果が出ないので辞めてしまいます。これでは人生はより良い方向に進みません。
これまで何度もお伝えしてきたとおり、私たちは変化を嫌う生き物です。どうであろうが安定している状態を変えることで、もしかすると生命が危険にさらされるのではないかと感じてしまいます。ところが、時代に合わせて変化していかなければ生き残ってはいけないというのは誰もがわかっていること。
私が定義するタイムマネジメントとは「本当に大切なことに有限の時間をなるべく多く使う技術」のことです。技術であるならば、知ること、学ぶことで誰でもできるようになるはずだと確信しています。今まで自分と向き合うことが少なかった方は、なかなか「本当に大切なこと」が見えてこないかもしれません。
ここ最近は無意識の思い込み=アンコンシャス・バイアスが注目されていますが、本来は思い込みに良い悪いがあるわけではありません。思い込みとは言い換えると「思考の習慣」だからです。なので、良い思考や行動が無意識(習慣)になるまで意識的に作っていくこともできます。
私はタイムマネジメントで社会を変えられると信じています。取り組むべき対象は主に2つ。1つは過労死の根絶です。仕事で死んではならないのは当たり前のことだと思うので、目指すべきはゼロが目標。そのためには過重労働の削減が課題です。
私が常に意識しているのは「変えられることなのか」です。要は、自分でコントロールできる対象でなければ、頑張って変えようとするのは無駄ですし、そんなことにイライラしても仕方がありません。天気や自然災害は自分では変えられません。
私が行うタイムマネジメント研修は、時間の使い道を決め、時間の作り方を知り、時間を体感するという3部構成で成り立っています。本来はどれが欠けてもイマイチ腑に落ちません。時間の関係やオンラインの場合で体感編はカットする時もありますが、HOW(ハウ)ばかりインプットしても実際にアウトプットしなければほとんど定着はしません。