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「優先順位のツボ」MAILMAGA
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濃厚接触者として外出自粛となった1週間は、最初に関係各所に連絡し、予定の変更に追われました。対面での仕事のうち、3本の登壇は2本がオンラインで対応し、1本は延期。2本の訪問は1本をオンラインに変更し、1本が延期。その他の予定も在宅のオンラインに変更していただきました。
私の人生も人並みに重要な決断の機会がありました。数えるとキリがありませんが、特に悩みに悩んだのが、新卒で入社した百貨店を退職(転職)しようと決断した時。父親がそうであったように、仕事というものは定年まで働くのが当たり前だと思い込んでいたので、まさか自分が途中で辞めるとは就職した時は想像さえしませんでした。
人生は川の流れのようだ。有名な歌にもあるように、私もこの歳(54歳)になってみると、そのとおりだと感じるところが多々あります。水に浮かんでいるだけで流されて、景色は変わっていきます。川の流れに身を任せているとそれだけで人生はドンドン進んでいくのです。ところが、所々で分岐点が出てきます。
私たちは様々な場面で選択や決断をしています。着る服、ランチのメニュー、つき合う人、働く会社、読む本、学校や職場までのルート、優先すべきタスク、忘年会に行くかどうか・・・どうでもいいことから未来を変える重要なことにまで全て同じように対応していると決断疲れが生じてしまいます。
私たちは日々たくさんの選択をしています。ある調査によると、その数は3万から4万回とも言われていますが、かなりの部分を無意識に決めているようです。着ていく服、ランチのメニュー、仕事の優先順位、ジムに行くのか行かないのか・・・などなど。どうでもいい選択から、未来を変えるような重要な決断を、無意識ではなく意識的にしたいものです。
マネジメントには2つの能力が必要です。これらは学ぶこと、練習することで誰にでも習得ができるものだと考えています。まずは、何をするのか決定する決断力です。つまり、有限の時間を何に使うのかを決める力が必要だということ。
これまで数々のタイムマネジメント講座を行ってきました。企業研修、自治体主催の公開講座、主催の公開講座、主催のオンライン講座・・・などなど。タイムマネジメント講座では大きく分けると2つのことを学びます。1つ目は、未来の理想像を決めるということ。大切な時間の使い道です。2つ目は、時間の作り出し方、確保の手法です。
2016年4月1日に始めたこのメールマガジンは、2か月後には2,500回に到達します。日刊で、しかも2千号までは約6分間の音声付きというハードルを上げた仕様でしたが、購読していただいている皆様のお蔭でここまで続けることができています。
このメールマガジンが優先順位をテーマにしているのは、私自身が優先順位に悩まされていたからです。スタートした頃も抱えているタスクが山のようにあり、優先順位の判断に苦しんでいました。時間が無限にあれば考える必要なんてありませんが、1日は24時間、1週間は168時間と決まっています。
これまで何度もお伝えしてきましたが、私はチェックリストを多用しています。習慣作りには最適だからです。起床後、仕事前、眠くなった時、帰宅後、1週間の終わり、1年の締め・・・など様々な場面のチェックリストを作っています。習慣化の他にもメリットはたくさんあります。忘れた!というような漏れが無くなります。
今日やるべきタスクをリストアップして、確実に処理をして定時に職場を出る。理想の生活ですね。こんな日が続くと自己肯定感も上がるでしょう。しかしながら、私たちは1人で生きているわけではないので、日々新しい仕事が舞い込んできます。
私が常々意識しているのが、時間を自分の管理下に置くということ。要は、大切な自分の時間を何に使うかという決定権をどこかの誰かに簡単に渡さないということです。うまくいかないことも多いですが、それでも思考錯誤しながら日々改善しています。
2022年の流行語大賞(ユーキャン新語・流行語大賞)は「村神(むらかみ)様」でした。今年大活躍したヤクルトスワローズの村上宗隆選手を讃える言葉です。一方で、「三省堂 辞書を編む人が選ぶ今年の新語2022」では、費やした時間に対して得られる満足度の割合を表すタイムパフォーマンスを略した「タイパ」特にデジタルネイティブであるZ世代はタイパに対して意識が高いようです。
私は数年前から手続き代行を辞め、併せて顧問契約というスタイルも辞めました。現在は、単発やプロジェクト、期間限定の仕事しか受けていません。業界の中ではかなり特殊な働き方をしていると思います。賛否両論はありますが、独立を目指した時の想いでもある「自由」が実現できているので、心地良い日々を過ごせています。
場所と習慣は紐づいているものです。自宅でのテレワークが今一つ定着しないのは、自宅が仕事もする場所という認識が無いままコロナ禍の影響で強制的に始まったからだと私は考えています。それだけこの「場所」というものは重要だというわけです。そんなこんなで行動や思考の習慣化のために、場所について様々な工夫をしています。
詳細は忘れましたが、アインシュタインが大学で教鞭をとっていた頃の話です。2年続けて同じテストを同じ学生に受けさせ、理由を聞かれたアインシュタインは「正解が変わったからだ」と答えたそうです。新しい発見が次々に生み出されていた当時の物理学の世界では、1年前には当たり前だったことも時代遅れになっていることがしばしば起きたということですね。
昨日の12月2日は54回目の社会保険労務士の日でした。私が生まれた1968年の昨日社会保険労務士法が施行されました。人生の路頭に迷いこんでいた時期にたまたま書店で手に取ったのが何のご縁か社会保険労務士の受験本。様々な士業の中から消去法で選んだこともあり、当初はそれほど勉強も進みませんでした。
大企業や自治体の職員には確実にあって、中小企業には少ない又は範囲が狭いもの。それは定期的な人事異動です。となると引継ぎが発生します。私が知る限り、簡単な引継書を作成して後任に説明するだけで終わりというケースが多いように思います。これでは前任が経験して得たノウハウがほとんど失われてしまいます。
10月よりも余裕のはずでしたが、祝日が2日もあったことで平日のスケジュールが過密になり、疲労度が高くなった11月が終わりました。いよいよ残り1か月。完了させることを意識して日々を過ごしていきたいと思います。ということで、ここで手を止めて11月を振り返ってみます。単なる備忘録なので、ご興味ない方はスルーしてくださいね。
会社員時代は21時前に職場を出たことがありませんでした。定時が18時なのに23時になるとゾロゾロと帰り始める会社や毎晩のように終電になる会社。始業が9時30分なのに暗黙の了解で8時前には出社する会社もありました。早出や残業は当たり前。帰宅して食事をしたらすぐに寝て、睡眠不足で頭がボーっとしている状態で生産性の高い仕事なんてできません。