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今日はタイムマネジメントの構図について解説します。本質的な部分を理解するには全体像の把握が絶対的に必要ですから。私はタイムマネジメントの定義を「本当に大切なことに有限の時間をなるべく多く使う技術」としています。となると、「本当に大切なこと」が明確でなければ、何に時間を使えば良いのかわからなくなります。
中学校の授業参観に行った時のこと。子供達が1学期の振り返りをしたものを担任の先生が見せてくれました。そのほとんどは「○○を頑張りました。2学期は○○を頑張ります。」でした。これを意気込みというのなら理解できますが、タイムマネジメント的にいうと決して振り返りや目標ではありません。
今でこそ、数年後の理想像に向かってなるべく多くの時間を使っている私ですが、30代中盤までは、とにかく目の前のことだけで必死に生きていました。この場合の「目の前のこと」というのは、締め切りが近いことという意味です。その日暮らしのような毎日は視野を非常に狭めていました。
他人や過去は変えられません。それはそのとおりでしょう。しかしながら、大切な人には成長して欲しいし、無視するわけにもいきません。大切な人とは、自分の子供や職場の部下後輩だったりします。
7月23日(日)に小中学生の保護者を対象とした子供のタイムマネジメントについてのセミナーを行います。主催は大分市。社会保険労務士としてではなく「ジュニアタイムマネジメント支援協会」の名前で登壇します。
84歳になる私の母親は年齢に応じて体も弱ってきていて病院への通院が欠かせません。本人もそう長くはないと感じているようで、頻繁に「その後」の話をしてきます。こればかりは神のみぞ知るわけで、運命に身を任せるしかありません。一方で私は55歳。
私は金曜日の午後は手を止めて(日常業務から離れて)カフェで手帳とにらめっこしています。もう10年近くは継続している習慣ですが、これにより土日から月曜朝にかけての不安感とは無縁になりました。やっていることは単純で、1週間の振り返りと翌週以降のプランニングをしているだけなのですが、特に効果が高いのが「時間の塊を探す」こと。
私たちが持っている脳のエネルギーは、それほど多くありません。これは「集中力」とも言い換えることができます。一番多い時間帯は間違いなく朝(起床後)。そこから時間の経過や選択の回数などによって徐々に減っていきます。もちろん、ある程度は回復させることもできます。私の場合は仮眠や軽い運動、サウナなどがお決まりのパターンです。
スケジュールを作らないまま片っ端から動くと、優先順位を間違えてしまい、締め切りに追われるようになります。そして、目の前のことに必死になり過ぎ、未来を変える行動に時間を使えないから人生は停滞します。
私が提唱するタイムマネジメントでは未来(数年後)の理想像を描くことから全てが始まります。いわゆる仕事術によって目の前の締め切り仕事をサクサク片付けられたとしても家に帰ってやることがない。有給休暇を取ってもダラダラ過ごして一日が終わる。これでは幸せにはなれません。
野球・バレーボール・卓球で分けたグループと、サッカー・ラグビー・バスケットボールというグループの違いおわかりでしょうか。前者のグループは、試合の終了が回数、セット数、点数で決められたスポーツです。一方で後者のグループは前半後半、クオーターといずれも制限時間があります。
今の自分が当たり前に知っている知識を過去の自分に1つだけ教えられるとしたら皆さんだったら何を選択するでしょうか。新卒で入社した百貨店を皮切りに転職先での仕事も含めて、私にとって決定的に不足していたのは「手を止めて考える時間」でした。タイムマシンができて過去に戻れるとしたら間違いなくこれを教えます。
7月1日に受付を開始した、小中学生の保護者を対象としたタイムマネジメントセミナーは、定員25名のところ昨日までの3日間で20名近くのお申込みが入っているようです。ある程度は想定していましたが、ここまで反響があるとは少しビックリしています。
スケジューリングが得意な方は、未来の予想をすることが得意な方と言い換えることができます。逆に、苦手な方の言い分としてよく聞くのが、その時になってみないとわからない。だから予定なんて立てられない。というもの。そんな気持ちも理解できますが、
先日、娘の学校の授業参観に行きました。男性もチラホラ見かけましたが、娘のクラスは私だけでした。授業参観の後には学級懇談会もありましたが、もちろんそのまま男性は私1人だけ。そのような状況の中で、担任の先生(女性)は無意識に出席者のことを「お母さん方・・・」と呼んでいました。それも連発して。
手続き代行は数年前に辞めましたが、研修の第1ピークでもある6月は、年度更新や算定基礎届といった一般的な社会保険労務士が忙しい時期と重なる月でもあります。また、県外移動が増えたことで楽しい反面、かなり忙しい1か月となりました。ここで6月を振り返ってみたいと思います。単なる備忘録なので、ご興味ない方はスルーしてくださいね。
習慣は才能を超える。世界の偉人も尊敬する同業の先輩も同じことを言っています。本当にそのとおりだと思います。習慣のお蔭で今の自分があるのは間違いありません。1回だけ頑張ってハードなトレーニングをしても下手をすれば怪我をするだけですが、1回の量は少しだけれども、コツコツと長期的積み重ねることで当初からは信じられないぐらい成長しているものです。
私は大分県が作った健康アプリ「おおいた歩得」を使っています。毎日の歩数に連動してポイントが与えられる他、体温や血圧の測定記録を入力する機能もありますし、ミッションをクリアするとボーナスポイントがもらえたりします。ポイントが溜まると協力店でサービスを受けられたり、抽選で賞品が当たったりもしますが、私が継続していのは歩数を管理できるからです。
凡人代表の私は面倒なことを続けられないので、とにかくアクションのハードルを下げるようにしています。そういう意味ではすでに習慣化されていた朝のウオーキングとジムトレーニングをセットにしたのは大当たりでした。それも1回のトレーニングは30分程度にして朝から疲れないようにしています。
決めないことを実行するのは本当に難しい。重要度はともかく、急がないタスクはどうしても先送りしてしまいます。「この日のこの時刻に実行する」と事前に決めないで目の前のことに反応するだけだと、流されるように時間を使ってしまいます。