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タイムマネジメントと出会ってから早20年。この手の本を50冊以上は読み漁り、自分なりに思考錯誤しながら実践してきました。研修でも、このメールマガジンでも、お伝えしているのは自分がやっていることです。誰がやってもある程度は同じようにできる「再現性」を重視しているので、なるべく簡単にできることを発信しています。そこで今日は最もシンプルに時間の使い方を表現したいと思います。
タイムマネジメントとは「本当に大切なことに有限の時間をなるべく多く使う技術」です。それにより、数年後の未来をより良く変えていくことを目的としています。そして、それが「幸せ」につながっていくのです。
働き方改革では、労働時間を減らしましょうという取り組みが最前線です。なので、法改正も時間外労働の上限規制や年次有給休暇の取得促進という部分から始まっています。
GRIT(グリット)とQUIT(クイット)「続ける」と「辞める」という意味です。言い換えると「やりぬく」と「あきらめる」真逆のようですが、関連性の高い言葉です。私は続けることが得意な人間だと思われているようですが、実はそうでもありません。
抱えている仕事が予定どおり進むかどうかは、可処分時間の有無が大きく影響します。言い換えると、締め切りに追われないように働くには、可処分時間を上手に活用する必要があるということです。可処分時間とは、自分で自由にアクションの選択ができる時間のことを指します。要は、何をするのかを自分で決められる時間ということです。
タイムマネジメントの目的は、幸せな人生を実現することです。幸せという響きに違和感があれば、楽しい毎日、理想的な生活でも構いません。いずれにしても、スケジューリングやルーティンを駆使して時間を生み出したりしても、家に帰ってやることが無い。休日も、やることがないのでダラダラとテレビを見たり・・・。こういう生活は、少なくとも私は楽しくありません。
私は、金曜日の午後に手を止め、1週間の振り返りと翌週以降のプランニングをするようにしています。この時に、2~3週間単位で予定を作るのがコツ。以前は翌週のプランニングだけしていましたが、短すぎて締め切りのコントロールが難しいので、考えるスパンを広げました。
このところ、このメールマガジンの読者が急激に増えたので、タイムマネジメントの基本的な構造を解説しておきます。タイムマネジメントとは、「本当に大切なことに有限の時間をなるべく多く技術」のことです。少なくとも私はそう定義しています。
私はこれまでタイムマネジメント研修を300回以上はやってきました。客観的に受講者を見ていて、成果が出ない人の行動特性として確信していることが1つあります。それは、何か1つのやり方を思いつくとほとんど考えることなく、すぐに行動に移すというパターンです。
7月末から県外移動が4回あったことも影響し、かなりルーティンが乱れた月でもありました。比例して疲労も蓄積し、予定を消化することで精一杯な8月でした。ここで手を止めて、忙しかった8月を振り返ってみたいと思います。単なる備忘録なので、ご興味ない方はスルーしてくださいね。
毎月最終水曜日は「4時から会」を開催しています。これは朝4時から仕事をする会ではなく、夕方の4時(16時)から飲む会です。アルコールを飲む必要はありませんが、4時から会食するとなると、予定の調整が必要になります。会社員の方であれば事前に年次有給休暇を申請しておかなければなりませんし、自営業の私だってその時間にアポは入れられません。
私は自営業なので、自由に生きていられると思われることが多いのですが、独立後15年の間で、自由度が増してきたのはここ数年のことです。確かに、今日何をするのかという決定権の範囲は会社員の方と比較すると広いでしょう。しかしながら、労働時間の制限も、年次有給休暇も無い環境は、それだけで自由と呼べるものではありません。
習慣化の大きなメリットは、1回はそれほど負担の無いアクションでも、長期的に継続することで大きな価値に変わることにあります。特に、チェックリストを使ってルーティンを作ると、イチイチ判断したり、気合いを入れたりしなくても無意識に行動を起こせるようになります。
大分と博多待ちに待った美崎栄一郎さんとのコラボセミナーが無事に終了しました。このような機会をいただいた美崎さん、対面とオンラインでご参加くださいました方々、誠にありがとうございました。あらためてタイムマネジメント(時間術)を日本全国に広げていきたいと、思いを新たにしたところです。
講師の立場からしてみると、何らかの研修を受けたからには学んだことを行動に移して欲しいものです。単発の研修だと(行動を起こせるのは)1割程度ではないかと感じていますが、連続の研修だと仕掛けができるのです。それが「課題」です。3回シリーズで、私が研修の受講者に出している課題をご紹介しています
私が行う研修の中でも特にタイムマネジメント研修は、「知っている」から「できる」への行動変容が必要なものです。なので、複数回に分けて実施する場合は研修の合間に取り組んでもらう課題を3つ出すようにしています。昨日から3回シリーズで、私が研修の受講者に出している課題をご紹介しています。
タイムマネジメント研修を単発ではなく3か月程度のスパンで行う場合、課題を3つ出すようにしています。なぜなら、研修で学んだことを主体的にすぐ実行できる人は限られているからです。また、「知っている」と「できる」とは全く違います。さらに習慣化されると時間を価値に変えることができるようになります。
私がタイムマネジメントと出会ったのは、30代中盤の人生どん底時代でした。1冊の本によって雷に打たれたような衝撃を受けました。その本にはこう書かれていました。「時間はコントロールできる。人生は時間の積み重ねなのだから人生もコントロールできる。」
今日からメールマガジンは次の目標(連続2,800回)に向けて再スタートしています。引き続き、よろしくお願い致します。また、創業15年目の現時点で登壇回数は通算965回となりました。年内には大台の1,000回に到達する見込みです。さて、このような数字を見て、どのように感じますでしょうか。気が遠くなるような数字でしょうか。
2016年4月1日に始めたこのメールマガジンの配信は、今日で2,700日連続の配信となりました。来年の6月17日には、めでたく3,000回に達します。これも購読をしていただいている皆様のお蔭です。ここまで実に7年4か月以上も続けられているわけですが、1日でも飛ばすときっと辞めるだろうと考え、3年前に入院した時もベッドの上から配信を続けました。