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来客時のお茶出しは女性の仕事だ。男性は子供が生まれても残業できる。成果が出ないのは労働時間が足りないからだ昔は問題にならなかったかもしれませんが、今の時代では悪気があろうが無かろうが、ハラスメントにつながりかねない言動です。根底にあるのはアンコンシャス・バイアス。つまり、私たちの脳が無意識に行っている偏ったモノの見方。
30代中盤の人生どん底時代に、それまでこれっぽっちも考えたことのなかった「独立」を意識し始めました。「自由になりたい」と直感で思ったのです。会社員では自分が思う自由は実現できないだろう。自分の好きなように思う存分、仕事がしたかったのです。
「時間の使い方は練習によって改善できる。だが、絶えず努力しない限り仕事に流される。」ドラッカーの言葉です。30歳代中盤にタイムマネジメントに出会い、そこから試行錯誤しながら自分なりの形を作ってきました。なので、キャリアとしては20年近くあります。では、完璧なのかというと、とんでもない。
私は常に「いつもの」を意識してします。ルーティンとも言えますが、この場所に来ると何をするか決まっている方が楽だからです。タスク整理と思考の時間は別のカフェですが、どちらもいつもの場所です。「思考の時間」では、思い描いた未来への進捗状況を確認しています。
このメールマガジンはお蔭様で1,970日連続配信。1か月後には大台の2千回に到達します。一方、今年の登壇回数は63回で開業以来の全累計は790回。大台の千回は2年程度先になりそうです。
自分のキャラや大切にしていることを理解しないまま、行動計画を立てても続きません。ストレスになるからです。私のカギは「秩序」。タスクの整理整頓、決めたとおりに実行すること、これらが私にとっての秩序です。
今日は企業での新入社員研修、明日は公開の労務管理セミナーと連日の登壇により累計で790回。このペースでいくと、2年ほどで大台の千回に到達しそうです。それにしても色々ありました。300名規模の大きな講演もあれば、キャンセルで1対1になったことも。
皆さんは、今日の仕事(タスク)をどのタイミングでリストアップしていますでしょうか。リストアップが必要なのは、すでに入っている動かせない固定のタスク(会議など)ではありません。自分の意思で選択したタスクの方です。もちろん、それぞれにどの程度の時間をかけ、いつ処理するのかまで決めておく必要があります。
全ての残業を否定するわけではありませんが、無駄な残業は削減していかなければなりません。上司や先輩が帰らないので部下や新入社員も帰れない。「上司の俺より先に帰るとは!」こんな職場では改革のしようがありませんし、いずれ淘汰されていくのは間違いないでしょう。
急がないし、重要でもないことはどうしても軽く見られがちですが、対応を間違えると大変な状態になります。ここにどんなタスクが入るのかは人それぞれですが、私の場合は、散髪、領収書整理、名刺整理・・・などなど。それぞれ放置をしていると急ぎに移行してしまいます。
今でこそ、年間に100回程度の登壇機会をいただいていますが、当初はおっかなびっくりで依頼を受けていました。以前は緊張で背中が痛くなることも多かったですね。不思議とある時点から慣れました。「どうすれば緊張しないで話せますか?」と聞かれれば「経験」です!と答えたいところですが、それだけだと再現性がありませんのでもう少し解説します。
働き方改革と労働生産性の向上はセットです。労働時間は減った、業績も落ちた。これでは本末転倒だからです。生産性の向上には効率化が欠かせません。では何を効率化するのか。ここで勘違いをしがちなのが、その対象です。
休み明け(月曜日)の朝が待ち遠しい職場だったら、どんなに素晴らしいでしょう。元気な社員から提供される最高のサービスや商品は、顧客や社会を元気にします。現実的にはワクワクしないまでも、「憂鬱ではない」だけで十分。ところが、以前の私は、とにかく休み明けが嫌でした。
これまでの経験から、自分に期待し過ぎることが計画倒れの原因だと確信しています。集中力は案外続きませんし、その日の体調がこれまでと同じ状態とは限りません。休日に処理しようと先送りした結果、やる気が出なくて困ったことが何度あったでしょうか。
テレワークは、これまで国が強力に推進してきた働き方改革の1つです。ところが、ほとんど進みませんでした。それが、多くの会社では規程の整備もままならない中、強制的にやらざるを得ない状況になりました。コロナの影響です。
私がタイムマネジメントに出会ったのが30代中盤の頃。20年以上前のことです。当時は人生どん底でした。考えているつもりで、今から振り返るとほとんど何も考えていない。だから、ジェットコースターのように上がったり下がったりを繰り返す日々。そんなある日、フラフラと立ち寄った書店で目にしたのが「TQ Time Quest心の安らぎを発見する時間管理の探求」という本でした。
私の仕事の考え方。今日やるべきことは今日中に処理をする。これを鉄則にしています。なので、全ての残業を否定しているわけではありません。一方で、明日でも良いことは明日します。そのためには優先順位が明確である必要があり、この部分のミスは緊急事態を引き起こします。
スケジュール管理はまずは個人で行うことですが、職場では共有されている必要があります。誰が何をやっているのかわからない状態では管理者が効果的な指示をできないからです。そこを「自主性」という言葉で誤魔化すべきではありません。こういうのを「なんちゃって権限移譲」と言います。
私は週末にタスク整理と翌週以降のスケジューリングを行っています。新しいタスクは必ず入ってきますし、処理できなかったタスクをいつ行うのか再スケジュールも必要です。混乱したままでは休日も楽しめません。もちろん、休日明けの朝も不安で仕方ありません。時間割は大人にだって必要なのです。
タイムマネジメントでは時間の使い方を「考える」ことから始まります。考えてから実行することでうまくいかなかったことを改善できるからです。では、何を考えるのでしょうか。大きく分けると3つあります。