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「優先順位のツボ」MAILMAGA
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4月には多くの新卒が入社します。社会人マナーなどの基礎的な研修の次は、それぞれの業務知識の習得に移っていくでしょう。この時期になると私も先輩の言葉を思い出します。「今のうちに早く帰っておけよ。すぐに仕事に追われるようになって帰れなくなるから。」脅し文句ではなく、そのとおりになりました。
会社員時代を振り返ってみると、仕事を抱え込み過ぎてパンクすることが何度もありました。いや、独立してからも度々あったかな・・・。以前は、それを能力や根性、やる気の問題だと捉えていましたが、人から教えてもらったり、本を読んだりするとちゃんとしたやり方があるのがわかりました。
長い間、日曜日の朝イチに行っていた「思考の時間」はテスト的に月曜日へ移行しました。日頃は締め切りが迫る目の前のタスクに意識が取られているので、視点を上げて未来の理想像と現在地との差を確認する時間を確保しています。
私が提唱するタイムマネジメントの定義は、「本当に大切ことに有限の時間をなるべく多く使う技術」としています。なので、その結果が幸せにつながっていくものでなければ意味がありません。もちろん幸せの定義は人それぞれですが、限りある時間をどうでもいいことにばかり使っていて、「人生がうまくいかない・・・」というのは当然の結果でしょう。
毎年のことですが、年度末は急な依頼が多くてバタバタします。今年の3月も例外ではなく、対面の仕事も戻ってきたので、移動距離が長い月でもありました。令和5年も4半期が終わりました。ここで3月を振り返ってみたいと思います。単なる備忘録なので、ご興味ない方はスルーしてくださいね。
2016年4月1日に始めたこのメールマガジンは、本日で丸7年、通算2,556号を配信することができました。これも購読してくださっている皆様のお蔭です。本当にありがとうございます。とまあ、今日で終わるかのような出だしになりましたが、物理的に書けなくなるまではまだまだ続きます。
WBCが終わって1週間経ちましたが、日本が優勝したということ、ドラマチックな展開だったということもあり、テレビでもまだまだ報道されています。野球界全体が盛り上がるキッカケになると良いですね。しかしながら、試合時間はどれも非常に長いものでした。
時間というものは、見た目は同じでつかみどころが無い概念なのですが、実は種類があります(あると思っています)。なので、私は以下の3種類に分けて管理をしています。(1)固定された時間(2)調整可能な時間(3)自由な時間
コロナ禍が落ち着きつつある中、いわゆる働き方改革関連法は予定どおり施行が進んでいます。この4月からは月に60時間を超える時間外労働の割増率が中小企業でも5割以上となります(大企業はすでに実施済み)し、来年度は建設業や勤務医も時間外労働が上限規制されます。
直近1、2週間のスケジューリングだけに慣れてしまうと、それより先の見通しが立たなくなることがあります。例えば、3か月先の旅行の予定なんて、もっと重要なことが発生するかもしれないという不安によって入れられない方も多いでしょう。以前は私も同じような感覚を持っていました。
私が使っている手帳は1週間見開きバーチカルタイプというものです。手帳歴は20年以上。これまでにワンデイのシステム手帳や1か月しかないタイプなど様々な手帳を使ってきました。自分でカスタマイズしたこともありましたが、今では縦軸に時刻、横軸に曜日が入った市販のタイプで定着しています。
時間の使い方を変えると人生は変わる。良くも悪くも変わります。それはそうでしょう。時間の積み重ねが人生なのですから当然の結果です。どんな行動を選択するかによって未来は変わる。これは間違いありません。もちろん、行きたい未来に向かって行動の選択をしなければ人生は停滞してしまいます。
桜が咲き始め、卒業や入学のシーズンとなりました。特に他人の子供の成長にはビックリしますね。あんなに小さかった子が4月からは中学生になるのかと思うと時の流れの速さを改めて感じます。さて、小学生から中学生になると、大半の子供は制服を着て登校するようになります。服の選択に費やす時間や労力が無くなることで保護者も楽になるのは間違いありませんが、実はこれでは選択する力は得られません。
劇的な日本の優勝で幕を閉じた今回のWBC。仕事そっちのけで観戦した方も多いのではないでしょうか。不振に苦しんだ村上選手が準決勝では逆転サヨナラのタイムリーを打ち、決勝では大谷選手が投手として最後のバッター、同僚のトラウト選手を空振り三振で抑える。映画や漫画でしか描けないようなストーリーが現実のものとなるなんて、誰が想像したでしょう。
新卒で入社した百貨店では春に秋の商戦、夏に冬物の展示会が行われるなど、常に複数のプロジェクトを抱えていました。当時は今のようにタスクの整理といったテクニックは知らなかったので、常に優先順位が混乱していました。
昨年から始めた週休3日。まあ、特に3日目は休むというより対外的な予定を入れないフリーの日ではありますが、効果は絶大でした。タスクが溜まっていれば一気に処理できますし、後ろの予定が無いので気持ち的に余が出て、セミナーの構成などじっくり考える仕事にも向いています。決まった曜日はありませんが、概ね水曜日ぐらいをブロックしています。
間もなく新年度を迎えます。フレッシャーズが街を闊歩する4月は、なんとなくこちらもウキウキしますね。私は、社会人マナーなどの新入社員研修はしない(できない)ので、いつもなら年度末と比較して少し暇になるのですが、今年は自治体の新採用職員研修のご依頼をいただいていますので、その資料作成を進めています。
私たちは目に入ってきた情報に反射的に反応してしまう生き物です。太古の昔は、危険な森での狩りの最中に空想に耽っていたら獣に襲われて命を落としていたでしょう。生き延びてきた個体の遺伝子が受け継がれてきたわけなので、現代においてもこの傾向は無くなっていません。
タイムマネジメントや仕事術では必ず出てくるのがTODOリスト。最低限これが必要という方も、意味が無いという方もいます。私は、機能していない理由は、使い方が間違っているだけだと思っています。そもそも、今日は何をするのかがリストアップされていなければ、目に入ったことから手をつけて終わった時が帰る時という以前の私のような働き方になってしまいます。
当たり前のことですが、1日は24時間しかありません。この枠内で生産性を上げるために優先順位を考え、何に対して時間を使うのかを決めてから実行します。つまり、決断の繰り返しです。単純なことですが、意識していないと流されるように時間を使ってしまいます。