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「優先順位のツボ」MAILMAGA
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「人材奪い合い時代」の到来。大分合同新聞が実施した県内企業100社へのアンケートでも9割の会社が「社員が不足している」と答えています。今さら驚く結果ではありませんが、中小零細企業が大半を占める大分県内では、人手不足は、もはや死活問題で、数年後には一緒に働く仲間がいなくなる、つまり廃業するしかないという会社も少なくないでしょう。
大手広告代理店の違法残業事件は、いよいよ法廷にその場を移しました。皮肉にも、この事件がキッカケで、「働き方改革」の議論が加速していますが、地方の中小零細企業は、一体何をすればいいのやらという感じでしょう。
タイムマネジメントを一言で表現するのは難しいのですが、それでもあえてマトメるならば、「決める」ということだと思っています。要は、どのタスクをいつどの程度の時間を使って処理をするのかを決めるのです。
終わりの時刻を意識することから、無駄な残業は減っていく。これまでも何度かお伝えしてきました。まずは、自分が意識することで、タスクの優先順位が変わります。今日やるべきタスクにする環境を整えることが出来るというわけです。
人と比べたわけではないので、集中力がある方なのかわかりませんが、一日の中で時間帯によって、集中力に結構な差があります。ゴールデンタイムは午前中までそれも職員さんが出勤する前の2~3時間がスペシャルタイムです。ここまでに集中力が必要なタスクを処理するようにしています。
昨日のメルマガは、ツァイガルニク効果がテーマでした。「目標が達成されない行為に関する未完了課題についての記憶は、完了課題についての記憶に比べて想起されやすい。」というものです。未処理でも、タスクを書き出すことで、「書き出す」という目標が完了するので、忘れることが出来、頭がスッキリするというわけです。
「目標が達成されない行為に関する未完了課題についての記憶は、完了課題についての記憶に比べて想起されやすい。」ツァイガルニク効果というものです。言い回しが難しいですが、よく恋愛テクニックに使われます。
終わりの時間(正確には時刻ですが)が決まっていると、集中力と優先順位が変わります。飲み会があると定時にピシャっと終わるのは、全ての仕事が終わったわけではありません。明日でも良いタスクを「今日はやらない」と決めただけです。
私が行う研修は、どうしても講義が中心ですが、腑に落とすために、出来るだけ体感していただくそんなワークを入れています。頭では理解しているツモリでも、体で感じないと、本当の理解とは言えません。これがまた、講師席から見ていると、面白い発見がたくさんありそれが、楽しくて楽しくて(笑)
何かに挑戦している時にといっても大したことじゃなくてもいいのですが、まず立ちはだかるのは、行動の壁それを乗り越えるつまり、第1歩を踏み出すためには、かなりのパワーが必要です。
タイムマネジメントという言葉でマトメるのもどうかと思いますが、生産性の高い仕事をするためには、「タスク管理」が重要になってきます。デジタル管理でも付箋でもメモ紙でも手帳でも構いませんが、そこを見ると全てのタスクが揃っているという状態がベストです。
研修でも、知識の習得が中心になるタイプと、習慣化が目的になるタイプとに分かれます。給与計算の研修なんて、前者の一例です。もちろん、一度の研修で出来るようにならなければ、知識の定着まで、繰り返し行うことは必要ですが。一方で、後者の代表的な研修は、タイムマネジメントです。
予定がギチギチに入っていると思われがちですが、そんなことはありません。確かに1年前まではそうでした。スケジュールが一杯なのが夢でしたから。ところが、経営者から相談があっても、「再来週の水曜日、しかも午前中しか空いていません」こんな状態が続いてしまい、これで本当に良い仕事が出来るのかと思ったのがキッカケでスケジュールに空白を作ろうと、考え方が変わりました。
とうとう、いよいよ、日本陸上界も100m走で9秒台に突入しました。日本人初の9秒台という記録を作った桐生選手は、これで永遠の記録に残ることになりました。それだけ、一番初めに誰がやるか、ということは重要です。
今ではエラソウに人前でタイムマネジメントについて話すようになりましたが、人生のどん底だった30代中ごろに出会った一冊の本がキッカケです。「TQタイムクエスト」という本です。「えっ、時間ではなくって、出来事(行動)をコントロールするんだ!」当時は衝撃を受けました。
今日は9月9日、救急の日。ここからクイズを出します。お父さんと息子がドライブに出かけました。途中で大きな交通事故を起こして、2人とも大怪我を負ってしまいました。救急車が2台かけつけ、お父さんと息子は別々の病院へ運ばれていきます。息子が到着した病院では、手術を執刀する外科医の先生が出てきて、その子どもを見るなり「なんてことだ!私の息子じゃないか!」と叫んだのです。
経営コンサルタントの大前研一さんによると、人間が変わる方法は3つしかないそうです。一つは「住む環境を変える」要は引っ越すということです。とはいっても費用はかかるし、家族がいれば、なかなか難しい場合もあります。
甲子園の出場経験があるような高校野球の強豪校では、体罰が発覚することが度々あります。先日も、岐阜県の高校で、試合の内容が悪かったため、指導者から「気合を入れ直す」と、100メートルを100本走るよう指示され、走っている途中に熱中症で倒れて入院したという事故(?)が発生しました。
労働基準法第32条では、1週40時間1日8時間と法定労働時間の上限が決まっています。これを超える残業をする場合や、変形労働時間制を実施するためには、所定の手続きが必要です。労働時間は、そのまま賃金に直結するので、適正に管理をしなければトラブルの原因にもつながってしまいます。
5年後の目的地(ビジョン)を、考えるということは、自分と向き合うということです。苦しいけれど今の現在地を認め、人生をかけて自分は何をしたいのか、どういう方向に進みたいのか、真剣に考えて愚直に実行していけば、道は拓けるはずです。