労働力人口が減っている?それは間違いです。
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2018.11.16 Vol.960
本日のテーマ:
労働力人口が減っている?それは間違いです。
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◆1・ 昨日のこと
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金融機関が主催する
取引先対象の勉強会に登壇する
機会をいただきました。
会場は満員。
テーマが「採用戦略」だった
からでしょう。
高級なお弁当をいただいた後の
眠くなる時間帯でしたが、
講師側から見ている限り
眠そうな人は皆無でした。
このテーマで行うセミナーの後は
名刺交換の列ができます。
どの企業も困っているのが
人材採用だということですね。
登壇記録集計中105回目
参加者70名
(累計3,318名)
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◆2・ 本日のテーマ
労働力人口が減っている?それは間違いです。
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出生数が減っている。
なので、
労働力人口が激減している。
だから、
採用難の時代だ。
採用戦略のセミナーでは
冒頭でこんな話をします。
正直に言います。
どこかが間違いです(笑)
それは、労働力人口。
労働力人口とは
満15歳以上で働く意思と能力を
持った人の数のこと。
意思と能力があり
実際に働いている人だけでなく、
意思と能力はあるが
失業している人も含まれています。
その数は今年の9月で6,877万人。
なんとこれは過去最高の数なのです。
実は2012年の6,280万人から
6年連続で増加しています。
その要因はシニア世代と女性の
労働者数の増加なのですが、
一方で35~44歳の労働力人口は
減り続けています。
出生数の減少の影響なので
止めようがありませんね。
ここで考えなければならないのが、
長時間労働や休日労働でも平気な
体力のある若い男性を中心に
構成されてきた職場の仕事を、
シニア世代や女性など
何らかの「制限」がある労働者でも
できるようにしなければならない
ということです。
それには仕事の棚卸と分解によって、
誰ができるのかを見極める
ということです。
思い込みを捨て、
意識改革をしなければ
人手不足倒産は他人事では
なくなるかも。
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◆3・ 編集後記
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私と同い年の社労士法は
今年50年を迎えます。
今日は記念式典でした。
次の50年に向けて
社労士の仕事も固定観念を
振り払う必要がありますね。