メッセージの方向

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2016.12.2 Vol.246

本日のテーマ:メッセージの方向

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社会保険労務士の篠原です。

ある経営者からのご相談。

とにかく社員の残業が多い。

慢性的に多い。

比較的多い業界で、幹部社員も
残業が当たり前だと思っている。

自分も若い頃はガムシャラに
やってきたので、

幹部社員を否定するわけには
いかない。

でも、

世間を騒がせている事件の
影響もあって、

気になって気になって
仕方がない。

若い社員が入社しても
続かないし、

そもそも、残業していることを
評価しているわけではない。

幹部社員に残業削減を指示しても
返事はするが続かない。

幹部社員が残っているから
結婚したばかりの若手社員も

なかなか帰られない。

どうすればよいでしょう。

というものでした。

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本日のテーマ:メッセージの方向
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程度の差はあっても、

こういう状況は、
多くの会社で見受けられます。

職場環境の改善において、
これだけが正解というものは
ほぼありません。

タイムマネジメントを適切に
行うことで、

生産性の向上

ワーク・ライフ・バランスの実現

メンタルの安定

こういうメリットは得られます。

なので最低限、

タイムマネジメントの「知識」は
必要です。

しかし、初期段階では、
どちらかというと「意識」の方が
重要です。

何のために、

残業の削減、
職場環境の改善、

に取り組むのか。

事件になったらマズイ

会社が続けられない

雇用も続けられない

これって、全て目線は
自分(経営者)に向いているんです。

言葉を選んでも、
社員は敏感に感じ取るわけで

改善なんて進まないですよね。

「社員が幸せになって欲しい」

これ以外に無いでしょ。

そう思う毎日です。