デスクトップに貼られた付箋の(本当の)理由
_______________________
■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■
2019.5.3 Vol. 1,128
本日のテーマ:
デスクトップに貼られた付箋の(本当の)理由
_______________________
このメールマガジンは音声でも配信しています。
ご視聴はこちらから・・・
________________
◆1・ 昨日のこと
________________
連休6日目は私の誕生日。
ホテルのランチバイキングで
お腹を満たした後は、
カラオケで熱唱。
そういえば、
昨年は(原因は覚えていませんが)
夫婦喧嘩のお蔭で、
同業の友人とランチをしただけでした。
家族と普通に過ごせたことに
感謝しかありません。
_______________________
◆2・ 本日のテーマ
デスクトップに貼られた付箋の(本当の)理由
_______________________
今ではエラソウに講演などを
している私ですが、
実は独立するまでに7回も
転職をしてきました。
当時は隠したい過去でしたが、
今になってみると
貴重な経験ができたと
前向きに捉えています。
その(転職)お蔭で
様々な業界や職種を
内側から見ることができたわけですが、
少なくとも
私が経験してきた会社ではコンピテンシー
(仕事ができる人の行動特性)の共有は
ありませんでした。
ある会社で営業職をしていた頃の話です。
平均より少し下の営業成績で
くすぶっていた私の隣に
ずば抜けて成績の良い先輩が
座っていました。
当時は、
持って生まれた才能が違うから
仕方が無いんだという感覚で、
この先輩のやり方を
マネしよう、盗もう、
なんて気持ちはありませんでしたが、
ある時、先輩のノートパソコンの
デスクトップの上に
付箋がたくさん貼られていることに
気がついたのです。
でも、しばらく聞けませんでした。
仕事ができないと思われたくないからです。
それでも勇気を持って付箋の理由を
尋ねたところ
「今日のタスクを書き出している」
とのこと。
その当時の私は、おお、なるほど~と
思ったものです。
しばらくして、
その先輩とお酒を飲む機会があり、
酔いも回ったところで先輩が
こう切り出したのです。
「あれ(付箋)さ、実は余計な
仕事を振られないように
ガードしているんだ。内緒ね。」
衝撃でした(笑)
先輩は、上司からどうでもいい
仕事が来ないように
「仕事をたくさん抱えている」
カモフラージュをしていたのです。
道理で私にばかり
営業成績につながらない無関係な
仕事が回ってきていたわけです。
笑い話のようですが、
このようなテクニックは
暗黙知になりやすく
工夫しないと社内で共有されません。
聞くのが恥ずかしい
(本人が)当たり前と思っている
仕事は盗むものだという古い価値観
・・・などなど
理由は様々でしょう。
高度経済成長の時代はそれでも
良かったはずですが、
もはやそんな時間はモッタイナイだけ
というわけです。
________________
◆3・ 編集後記
________________
それにしても10連休という
異例の長期休暇は、
楽しい反面、
ともすれば連休明けの反動が
恐ろしいので、
ちょこちょこ事務所に行って
仕事をしています。
年末年始の二の舞だけは避けなければ。