緊急指令、労働者代表の選出プロセスを明確にせよ

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■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■

2018.9.20 Vol.903
本日のテーマ:

緊急指令、労働者代表の選出プロセスを明確にせよ

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◆1・ 昨日のこと
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病院の管理職を対象に

「職場の意識作り」という
テーマで研修を行いました。

一般的に病院は、

医師、看護師、事務といった
部署間の意識の壁が高いため

コミュニケーション不全
が起こりやすく

それによって

医療事故やハラスメントなどの
トラブルにつながりやすい職場です。

昨日の病院は

職場環境をより良くしたい
という想いが強く、

院長を筆頭に、ワークに
対しても積極的でした。

それにしても、

もう少し上手くできたかなと
反省をする時に限って、

大好評だったりするのは
どういうことなのでしょうか(笑)

登壇記録集計中71回目

参加者40名
(累計2,305名)

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◆2・ 本日のテーマ

緊急指令、労働者代表の選出プロセスを明確にせよ

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働き方改革の最重要課題は、
長時間労働の是正です。

関連法の改正に伴い、

いわゆる36協定の様式も
変更となります。

これまで実質は青天井だった
時間外労働も、

上限時間が法律に規定される
ことから、

罰則適用を伴い、より強制性が
高くなったわけです。

そこで、

意識しなければならないのは、
労使協定などの

代表者選出のプロセス。

就業規則の作成や変更時に
意見を聴くのも

労働者代表なのですが、

これまでは経営者が指名したり、
自動的に総務課長が選出されたり

という会社も多かったのでは
ないでしょうか。

もちろん、

これまでもこれからも、
それは厳禁です。

労使合意の協定なので、

選出プロセスが違法であれば、
協定や就業規則などが無効となる
ケースも多くなってくるでしょう。

何のために代表を決めるのかを
明確にしたうえで、

挙手、投票、回覧による信任などで
民主的に選ぶということが
ますます重要になってきます。

その際、管理監督者は代表には
なれませんが、

選挙の1票を持っていることに
留意しましょう。

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◆3・ 編集後記
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月曜日が祝日だった関係で、
一日の業務量が多くなっています。

これが当たり前になれば
週休3日も慣れてくるはず。