アンコンシャス・バイアスを有利に使ってみよう!

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■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■

2018.9.1 Vol.884
本日のテーマ:

アンコンシャス・バイアスを有利に使ってみよう!

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◆1・ 昨日のこと
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県が主催している

「保育現場の働き方改革研究会」に
委員として出席。

たたみかけるような
スピード感がある研究会ですが、

それでも保育士の固定観念を
変えるには、

時間がかかるでしょう。

それだけ

経験から染みついた思い込み
というのは

やっかいなものなのです。

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◆2・ 本日のテーマ

アンコンシャス・バイアスを有利に使ってみよう!

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先日、とある経営者と

その会社で打ち合わせを
していたところ、

お茶を持って来てくれた
社員がいました。

で、その経営者はお茶を飲むなり、
社員をどなりつけたのです。

「なんだっ、このお茶は!
薄くてマズい!

淹れなおして来い!」

パワハラと受け取られても
おかしくないボリューム
だったので

ヒヤヒヤしながら見ていました。

その社員がいなくなった後、

私に対して

「いや、先輩社員が何度も指導を
しているんですが、

熱かったり温かったり、
薄かったり、濃すぎたり・・・。

仕事の覚えも良くないんで
困ったものです。」

こんな会話だったと覚えています。

途中でトイレに行ったときに、
その叱られた社員と洗面台で
一緒になったので

声をかけたのですが・・・

みなさん、あれっ?と
思いませんでしたか。

なんだ男性だったのかと。

「お茶出し」というと
女性のイメージがついて
まわる人も

少なくないでしょう。

もちろん、

女性の仕事と決まっている
わけではありませんよね。

このような思い込みのことを
「アンコンシャス・バイアス」と
呼びます。

「仕事は残業するのが普通だ」

そんな思い込みのある
経営者や上司の下では

職場全体が疲弊するだけです。

「今日やるべき仕事を
定時までに片づけるのが当然だ」

アンコンシャス・バイアスの
使い方によっては
働き方改革だって差がつく

というわけです。

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◆3・ 編集後記
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エキスパートエラーという
バイアスがあります。

専門家が言うなら
間違いないだろうと疑うことを
しないことで

致命的なミスが起きてしまう
というものです。

要注意、要注意。