タイムカードだから大丈夫だという妄想

_______________________

■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■

2018.7.14 Vol.835
本日のテーマ:

タイムカードだから大丈夫だという妄想

_______________________

このメールマガジンは音声でも配信しています。

ご視聴はこちらから・・・

 

________________

◆1・ 昨日のこと
________________

総合病院で労務監査をした後は、
勤労学生の学校

「大分市立エスペランサ」で講義。

今年から新たに創設した
ビジネススキルアップコースで

給与計算を担当します。

FPやビジネスマナー、
社会保険労務士などの専門家が
交代で登壇します。

私の割り当ては5回ですが、
システムに頼らず、

手取り額まで計算できる
ようになります、させます。

登壇記録集計中43回目

参加者9名
(累計1,494名)

_______________________

◆2・ 本日のテーマ

タイムカードだから大丈夫だという妄想

_______________________

労務監査は私の得意としている
コンテンツの1つ。

間違い探しが得意なのです。

要は実態調査ですね。

そのたびに思うのは、

それなりに大きな会社でも、
給与計算を完璧に行っている方が
珍しいということです。

意外でしょうか。

でも、システムで計算
しているから大丈夫というのは、

大きな妄想なのです。

労務監査では、

主に賃金台帳
出勤簿(タイムカード)
労働者名簿といった

労働3帳簿の記載に
漏れがないのかを確認して
いきますが、

賃金台帳に労働時間の記載が
無いケースが多々

見受けられます。

単純に転記していないのなら
ともかく、

労働時間を把握していないのは
致命的。

まずは、

日々の始業終業時刻の記録。

その差から休憩時間を除くと
労働時間が出ます。

そして、

労働時間を振り分けて
いきます。

所定労働時間なのか
残業なのか。

休日出勤と言っても
割増率は2種類あるのです。

週の途中に欠勤などが
あると

割増が無い場合もあります。

これ、理解すると大した
ことではありません。

「知らないことはできない」
のですから、

能力の問題でもありません。

私たち社会保険労務士に
外部委託するのも手ですが、

全てを丸投げすると会社に
ノウハウが残りません。

まずは、労働時間の管理
からでも始めてみましょう。

________________

◆3・ 編集後記
________________

今日の予報は最高気温が34度。

暑い夏がやってきました。

身体が慣れていないので
熱中症には要注意ですね。