過重労働が無くならない2つの理由

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■ メールマガジン【優先順位のツボ】■

2023.7.24 Vol. 2,671
本日のテーマ:

過重労働が無くならない2つの理由

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note
「曖昧を具体的に。それが計画だ。」
https://note.com/happyspiral86400/n/n4036ed84bd6c

note音声ブログ
「締め切りに追われているあなたへ」
https://note.com/happyspiral86400/n/na3347ecc2e6b

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◆1・ 昨日のこと
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小中学生の保護者の方を対象とした
タイムマネジメントセミナーに登壇しました。

募集開始と同時に申し込みが相次ぎ、
最初の3日間でほぼ満席となるとは
思ってもいませんでしたが、

それだけ保護者にとっては
興味深いテーマだったということでしょう。

最終的な目的は、子供たちの
「自分の人生は自分でコントロールできる」
という自己肯定感を向上させること。

終わった後も質問が途切れず、
私にとっても楽しい時間となりました。

かなり疲れていたので
ランチは鰻を食べてから帰宅。

少し仮眠をした後、妻と2人で商業施設へ。

夜はいつものテレビで大爆笑。

これでまた一週間頑張れます。

【2023年 記録集計中】

<登壇> 目標100回
39回(全累計954回)受講者数19名(年累計1,011名)

<読書> 目標100冊
7月23日未読了・7月合計5冊(年累計51冊)

<素振り> 目標100回
7月23日未実施・7月合計2回(年累計17回)

<2重飛び> 目標100回
7月23日未実施・7月合計2回(年累計17回)
連続最高50回

<初めてのこと> 目標100個
7月23日1個・7月合計3個(年累計35個)
・公開の保護者向けタイムマネジメントセミナー

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◆2・ 本日のテーマ

過重労働が無くならない2つの理由

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今から約30年前の1992年(平成4年)

新卒で百貨店に入社した私は、
晴れて社会人となりました。

バブル時代の終わりとなる頃ですが、
世の中はまだまだ賑やかだったように
覚えています。

ちょうどその年に
ある法律が制定されます。

「労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法」

名称のとおり時限立法です。

いわゆる「時短促進法」と呼ばれるこの法律に、
初めて年間総実労働時間1,800時間という
目安が明記されます。

それから時短に向けて
様々な法改正が進められてきました。

確かにこの30年間で
働き方に関する法律は大きく変わりました。

しかしながら、
想定どおりに労働時間は減っていきません。

昨年度、過労が原因で死亡するなどして
労災の請求があったのは全国で3,486件。

これは過去最高を記録しています。

それどころか人手不足も相まって
過重労働は一向に無くなっていないのが
現状なのです。

なぜでしょうか。

私は決定的な原因が2つあると確信しています。

特にシニア世代(私も含みます)は
時間の長さ(だけ)で課題を解決することに
慣れ過ぎてきました。

女性と比べて体力のある男性が
職場で長時間働き、

その給料で家族が生活をする。

女性(妻)は家庭を守る。

まさに「男は仕事、女は家庭」

今なら大問題になる考え方も
平成の頭ぐらいまでは当たり前の光景でした。

確かに時間の長さ(量)は価値に変わります。

週に1回だけの練習で
甲子園に出場しようというのは、

いくら練習を効率化しても無理があります。

しかしながら、

それ(時間の長さ)は
長期間に及ぶ時間の長さであって、

徹夜で勉強しても身に付かないのと同じ。

そして、体力や集中力には限界があるので、
「長時間を長期間」では生産性は上がりません。

時間の長さ(だけ)で課題を解決するには、
工夫は必要ありません。

ただ、体力勝負というだけ。

30年以上も法改正してきて、
労働時間が思うように減らなかった原因は
この思い込みにあるはずです。

ちなみに、もう1つの理由は
時間の使い方、つまりタイムマネジメントを
学ぶ機会が無かったから。

なるべく早めにその機会を設けることで、
1つ目の思い込みも作られないので
一石二鳥です。

結局のところ、

タイムマネジメントが
過重労働を解決するという話でした。

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◆3・ 編集後記
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登壇の仕事は、
終わった感を得られるので
非常にスッキリするのですが、

次から次へと線路の枕木のように
講演や研修が相次ぐこの時期は、

余韻に浸ることもなく
次の準備に移ります。