言葉の言い換えで誰もが住みやすい社会へ

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■ メールマガジン【優先順位のツボ】■

2023.7.2 Vol. 2,649
本日のテーマ:

言葉の言い換えで誰もが住みやすい社会へ

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note
「曖昧を具体的に。それが計画だ。」
https://note.com/happyspiral86400/n/n4036ed84bd6c

note音声ブログ
「締め切りに追われているあなたへ」
https://note.com/happyspiral86400/n/na3347ecc2e6b

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◆1・ 昨日のこと
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前日から降り続いた雨の影響で
大雨洪水警報が残る中、

よろず支援拠点と県立図書館が共催の
「採用戦略セミナー」に登壇。

幸い小雨になったことで受講予定者も全員集合。

休憩を挟んで2時間たっぷり
採用と定着について解説をしました。

午後からの個別相談を受けて終了。

帰宅後は家族と外食し、早めの就寝。

【2023年 記録集計中】

<登壇> 目標100回
33回(全累計948回)受講者数5名(年累計773名)

<読書> 目標100冊
7月1日1冊読了・7月合計1冊(年累計47冊)

<素振り> 目標100回
7月1日未実施・7月合計0回(年累計15回)

<2重飛び> 目標100回
7月1日未実施・7月合計0回(年累計15回)
連続最高50回

<初めてのこと> 目標100個
7月1日0個・7月合計0個(年累計33個)

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◆2・ 本日のテーマ

言葉の言い換えで誰もが住みやすい社会へ

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先日、娘の学校の授業参観に行きました。

男性もチラホラ見かけましたが、
娘のクラスは私だけでした。

授業参観の後には学級懇談会もありましたが、
もちろんそのまま男性は私1人だけ。

そのような状況の中で、

担任の先生(女性)は無意識に
出席者のことを「お母さん方・・・」と
呼んでいました。

それも連発して。

私は前後中央ぐらいの席に座っていたので
目に入らなかったわけではありませんし、
先生に悪気があったわけでもないでしょう。

しかしながら、

(大袈裟かもしれませんが)なんとなく
存在を否定されているような「疎外感」を
受けました。

まあ実際のところは、

こういう話を研修や講演でしているので、
研修のネタが増えてラッキーぐらいにしか
感じませんでしたが、

そこで思い出した経験があります。

以前、自動車ディーラーの
営業研修に登壇した際、

私は無意識に「営業マンの皆さん・・・」を
連発していました。

無意識だったので記憶にはありません。

終わった後、
女性の営業担当が私のところに来て

「MANって人を表す言葉だから
悪くはないんですが、

女性の営業も多い中ではどうかと思います。」

このような趣旨の話をされたのを覚えています。

その時は
「そこまで気をつけないといけない時代なんだ」と
正直面倒な印象でしたが、

後から考えてみると、
やはり当の女性には疎外感があったはずです。

それ以降、「銀行マン」は「銀行員」、
「百貨店マン」は「百貨店勤務」と
言い換えるようにしています。

このように昔は問題無く使っていた言葉が、
そのまま今の時代でも通用するかどうかは
わかりません。

これを「言葉狩り」と
逆に反発する方も少なからずいますが、

「営業マン」という言葉を使わなければ
伝わらないならともかく、

その他に表現する言葉がたくさんあるのだから、
無理に誰かが傷つく言葉を選択する必要も
ないはずです。

もちろん、100人いて100人全員が
傷つかないというのも難しいと思うので、

その(傷つく)程度も考慮する必要が
あるかもしれません。

少し前に「女の敵は、いつだって女なのよ」という
発言(?)で炎上した事案がありました。

元々、毒舌キャラで知られた
マイメロディのママの言葉です。

ジェンダーバイアスを助長するのではないか
といった批判が相次いだので、

関連した一部のバレンタイン商品を
販売中止にした経緯があります。

余談になりますが、

実際には賛否両論はあったにもかかわらず、
企業がすぐに撤回したことが問題だと
私は考えています。

それ(撤回)により、
時代的にもこのような批判が出ることを
想定していなかったと印象付けてしまったからです。

話を戻します。

これは私個人の意見ですが、

その言葉によって傷つく人がいて、
言葉を言い換えても問題無ければ
積極的に別の表現を使うべきだと思います。

社会保険労務士の試験には
ボーダーライン制があります。

健康保険法が満点でも、
厚生年金保険法がボーダーライン未満だと
不合格になります。

これを「足切り」と表現する方がいます。

もちろん、
悪気が無いのはわかりますが、

足に障害を抱えた方が聞いたら
不快に思うのではないでしょうか。

ボーダーライン、基準点・・・

言い換えても意味が伝わる言葉は
たくさんあります。

授業参観も昔は当たり前のように
「父兄参観」と表現していましたが、

実際に来ていたのは多くの場合
「お母さん」でした。

今では「保護者参観」とも言い換えています。

来るのは両親とも限らないので、
これで正しいと思います。

テレビのアナウンサーは「○○屋」
という言い方はしないと聞いたことがあります。

マイナスなイメージを持つ言葉でもあります。

社会保険労務士のことを
「手続き代行屋」と呼ばれたら
悪い気分にしかなりません。

なので、花屋ではなくフラワーショップ、
八百屋ではなく青果店と表現しているようです。

その他にも枚挙のいとまがありません。

言い換えして問題無ければ、
単なる思い込みだった可能性が高いと
確信しています。

昔から使っていた言葉が炎上すると、
世知辛い世の中になったと嘆く方もいます。

確かに異常な言葉狩りは
逆に問題だと思いますが、

傷つく人が減っていくと考えれば、
もっとポジティブに取り組んでも良さそうです。

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◆3・ 編集後記
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今日は自分が所属するチームの公式戦です。

暑い一日となりそうですが、
まずは左打ちでヒット1本を打ってきます。