なぜ伝えたい情報が伝わらないのか

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■ メールマガジン【優先順位のツボ】■

2023.6.23 Vol. 2,640
本日のテーマ:

なぜ伝えたい情報が伝わらないのか

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note
「曖昧を具体的に。それが計画だ。」
https://note.com/happyspiral86400/n/n4036ed84bd6c

note音声ブログ
「締め切りに追われているあなたへ」
https://note.com/happyspiral86400/n/na3347ecc2e6b

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◆1・ 昨日のこと
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前日の大移動で疲労感が残る朝も
いつもの時刻に起床。

朝のルーティンを行う時間は無く、
メールマガジンの配信設定をした後は
すぐに事務所へ。

東京出張の最終準備をしてから、
由布市に移動。

企業の新入職員を対象とした
タイムマネジメント研修に登壇しました。

全3回の2回目。

前回指示した課題を
しっかりと仕上げてきてくれました。

午後からは社会福祉法人の評議員会に
委員として出席。

終了後は、実家の母の様子を
見に行ってから事務所へ戻り、

出張中にできない資料作成や
依頼への返信をしてから帰宅し、

早めにバタンキュー。

【2023年 記録集計中】

<登壇> 目標100回
27回(全累計942回)受講者数年累計695名

<読書> 目標100冊
6月22日未読了・6月合計3冊(年累計45冊)

<素振り> 目標100回
6月22日未実施・6月合計2回(年累計15回)

<2重飛び> 目標100回
6月22日未実施・6月合計2回(年累計14回)
連続最高50回

<初めてのこと> 目標100個
6月22日0個・6月合計2個(年累計25個)

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◆2・ 本日のテーマ

なぜ伝えたい情報が伝わらないのか

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タイムマネジメントというと
1人だけで行うようなイメージもありますが、

職場であれ
地域生活であれ
家族であれ

組織の中で生きている以上、
コミュニケーションの精度によっては
時間の効率が大きく変わってきます。

例えば、指示が不十分だったり、
情報の受け取り方が悪かったりすることで
仕事の手戻り(やり直し)が発生し、

無駄な残業につながっていくものです。

伝えたい情報を100%伝えるのは至難の業。

何度も繰り返して伝える
伝え方を変える
理解したかどうか確認する・・・。

コミュニケーションだって改善の日々です。

コミュニケーションを
ここではわかりやすく「情報伝達」と
言い換えることにしますが、

発信者側と受信者側の情報伝達に
ズレが生じる原因は何でしょうか。

最も大きな原因の1つと
私が考えているのが

「発信者が見えている前提が
相手には伝わっていない」

ということが挙げられます。

例えば、中学生の娘と話していると、
この前提を飛ばすことが少なくありません。

自分の頭の中では
友人3人と話している情景をイメージしながら
話してくるのですが、

私の頭の中には名前が出てきた
1人しかいなかったりすると、

誰が何の話をしているのか
辻褄が合わなくなり、

頭の中は「???」となるのです。

社会人だってよく見かける事例です。

私たちはこの前提を伝える努力を
惜しんではいけません。

情報伝達がうまくいかない原因は、
圧縮と解凍にもあります。

今度は職場の事例で考えてみます。

「仕事」は様々なプロセスが
圧縮された塊なので、

上司からそのままの形で部下に
パス(指示)しても、

部下が解凍(分解)した時に
同じように再現できるかわからないのです。

パスワードがわからない・・・
というわけではなく、

部下、特に仕事を覚えていない
新入社員は、

どんなプロセスが
詰まっているのかわからないので

思うように仕事を進めることができず
「何やってんだ」となるのがオチ。

上司の立場から考えると、
部下に解凍(プロセス分解)させてから
相談するよう指示し、

自分が伝えたいプロセスが抜けていないか、
順番が違っていないか確認すると、

相手(新入社員)の頭の中がわかります。

新入社員の立場からしても、
なんでもイチから教えてください
という姿勢ではなく、

自分なりに解凍し、

具体的に相談することで
ズレを早めに修正することができます。

この解凍能力は鍛えれば向上するので、
是非取り組んでみてください。

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◆3・ 編集後記
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夫婦で「阿吽の呼吸」ができるのは、

ずっと一緒に暮らしているので

前提条件やプロセスが
ほぼ一致しているからです。

赤の他人も一緒だろうと勘違いすると
コミュニケーションのズレが生じます。