決断力を高める思考法【その3】

_______________________

■ メールマガジン【優先順位のツボ】■

2022.12.17 Vol. 2,453
本日のテーマ:

決断力を高める思考法【その3】

_______________________

note
「僕が考えるタイムマネジメントの定義」
https://note.com/happyspiral86400/n/n797596488701

note音声ブログ
「終わりが決まらないと効率も上がらない」
https://note.com/happyspiral86400/n/nd856eb31217e

________________

◆1・ 昨日のこと
________________

午前中は、よろず支援拠点での相談業務。

在宅勤務の日だったので
移動が無くて楽チンです。

金曜の午後からは自分時間。

1週間の振り返りと
翌週以降のスケジューリング(大人の時間割)を
行っています。

夜のルーティンで一日が終了。

 

2022年登壇記録集計中
85回(全累計915回)受講者数年累計2,788名

読書集計中
12月16日1冊読了・12月合計14冊(年累計97冊)

サウナ集計中 12月4回(年累計84回)

コメダ集計中 12月5回(年累計95回)

体重記録集計中(12月11日時点)
前週比較ゼロ(年10.1kg減)

初めてのことチャレンジ集計中
12月16日0個・12月合計3個(年累計83個)

_______________________

◆2・ 本日のテーマ

決断力を高める思考法【その3】

_______________________

人生は川の流れのようだ。

有名な歌にもあるように、

私もこの歳(54歳)になってみると、
そのとおりだと感じるところが多々あります。

水に浮かんでいるだけで流されて、
景色は変わっていきます。

川の流れに身を任せていると
それだけで人生はドンドン進んでいくのです。

ところが、所々で分岐点が出てきます。

流れのままに進むのも人生、
流れに逆らって方向を変えるのも人生です。

ところが、この先には危険な滝がある
ということがわかった時、

そのままだと転落し、命を失うかもしれません。

大きく方向転換をしなければならないのに、
決断力という筋力がなければ

そのまま・・・。

このように私たちは
様々な場面で選択や決断をしています。

ところが、

どちらでも良いことから
人生の重要な決断まで同じように対応していると
決断疲れが生じてしまいます。

ここでは

私が選択や決断する際の思考に使っている
クネビン(カネヴィン)フレームワーク
について紹介をしていきます。
※以下「クネビンフレームワーク」と表記

このクネビンフレームワークでは、

選択や決断が必要な事案を
4つのドメインに分類して考えます。

1回目は私が考える
選択と決断の違いについて解説しました。

2回目の昨日は、クネビンフレームワークの
「単純(simple)」について解説しています。

3回目の今日は、4分類の1つ
「困難(complicated)」について。

正解があることはわかっている、
原因と結果に因果関係があるということも
わかっている。

けれども、

いくつもの選択肢を検討する必要があり、
場合によってはその全てが正解に見えてしまう。

このように正解が明確ではないため、

調査やデータ分析をしたり、
専門家や経験者のアドバイスが必要となる
という状況です。

私たちが決断に悩む
ほとんどの場面はこのドメインです。

社会保険労務士の資格取得を目指した時が
まさにこれでした。

合格というゴールは明確。

勉強時間に比例して
合格に近づいていくことも
ある程度は明確。

しかしながら、勉強方法は様々で
自分にとっての正解が明確ではないため、

合格体験記や専門学校、
すでに合格している方に話を聴きながら
勉強していきました。

労働法なんて全く知らないゼロからの
スタートだったので、

3回目にしてようやく合格。

10年勉強しても受からない方もいるので、
幸運だったとも言えますが、

勉強の方法が固まったのは合格した年でした。

転職や住宅購入といった「困難」な場面では、

悩めば悩むほど、考えれば考えるほど
決断できないということもあります。

だからこそ、思考のフレームワークが必要です。

しかしながら
このドメインの大きな落とし穴が、

分析や助言といった
データや他人の意見にばかり振り回されてしまうと
大きな混乱を生む可能性がある
ということです。

これを防止するためには、
最初に自分なりの「基準」を持つということ。

その基準をベースに
データや助言を参考にして決断すると

ベストとは言えないまでも
グッドプラクティスが得られるというわけです。

とはいえ、
何も知らない状態で何を基準にするのか
という疑問は残ります。

ここで出て来るのが
自分の価値観、大切にしていること、指針など。

私の場合は、自由、規律、誠実。

ここをベースに決断していきます。

今の仕事のスタイルでもある

・顧問契約ではなく単発、短期間で支援
・手続き代行はしない
・ルーティンを重視
・(自分に)誠実に未来の理想像へ向かう
・タイムマネジメントを社会に広める

このような理想の状態を実現できたのは

選択肢たたくさんあった「困難」な状態から
基準をベースに調査・分析、助言を参考にして
決断した結果です。

他の道もありました。

ですが、
グッドプラクティスを決断できた
という自信があります。

なぜなら、今が「自由」で快適だからです。

________________

◆3・ 編集後記
________________

考えてみると、
新卒で入社した百貨店を辞めて
転職するときも

かなり「困難」な状況でした。

どんな転職先が自分にとっての
グッドプラクティスなのかわからない状態。

データといってもネット環境は
それほど整っていない時代です。

結局、基準が無いままに決断したことで
うまくはいきませんでした。