知っておきたい「働きやすさ」を見抜くキーワード

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■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■

2021.2.9 Vol. 1,776
本日のテーマ:

知っておきたい「働きやすさ」を見抜くキーワード

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◆1・ 昨日のこと
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終日、よろず支援拠点での相談業務。

月曜日の午前中は原則として
対外的な仕事を入れないようにしていますが、

2月は歴日数が少なく、
祝日も2日あるので仕方がありません。

オンラインの仕事が増えた今、
リアルで人と会う貴重な場所でもあります。

2021年登壇記録集計中
11回目
参加者累計176名

2021年読書数集計中
1月16冊(累計16冊)

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◆2・ 本日のテーマ

知っておきたい「働きやすさ」を見抜くキーワード

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来月3月20日(土・祝)に開催する
大分市主催の保護者向け
「子どものための就活サポートセミナー」に
登壇する機会をいただきました。

大分のリアルな職場事情について話して欲しい
というご依頼をいただいています。

会社側の採用については、
これまでたくさんの支援やセミナー登壇の
経験をしてきましたが、

求職者側というのは
個人的なアドバイスしかありません。

「大分」という大きな括りで傾向を話すのも
無理があるし、

全ての産業の実態を知っている
わけでもないし。

さて、何の話をしようかと考えています。

自分が就職を控えた子供の保護者
(当事者)だったら、

何を聞きたいだろうか。

採用決定までの流れや、面接のポイント、
各種書類の書き方などは、

子供が知っていればいいし、
別に機会はあるでしょう。

「どんな視点で探すと
働きやすい職場が見つかるか」

11社も経験した私が保護者だったら
聞いてみたいと思います。

リクルートキャリアが実施した
2020年卒の大学生を対象とした
就職プロセス調査では、

入社先を決めた理由として、

1位「自らの成長が期待できる(56.1%)」

2位「福利厚生や手当が充実している
(35.0%)」

3位「希望の勤務地で働ける(34.3%)」

という結果になっています。

これが傾向と言えるでしょう。

これらを総括すると「安定」という
キーワードが見えてきます。

安定していないから短期間で能力を高めたい
と思っているのでしょう。

また、2位は雇用の安定、
3位は就業場所の安定につながります。

働きやすい職場、
安心・安全に働ける会社は安定しています。

単純に残業時間の多さがどうこうではなく、
旧態依然とした価値観のまま、

取り残された会社が問題なのです。

私が思う働きやすい職場の証明が
「男性の育児休業」というキーワード。

実績はあるのか。
取りやすい環境や雰囲気なのか。

残念ながら「男のくせに育児?」

こんな感覚の経営者や管理職がいる会社は
少なからずあります。

そんな職場では、

「来客のお茶出しは女性の仕事」
「女性は妊娠したら辞めてもらう」

こんなハラスメントが横行しています。

確かに中小企業にとっては
男性の育児休業なんてハードルが高いのが
現状でしょう。

いずれ法律で強制的に取得しなければ
ならなくなる流れでもありますが、

法律だからではなく、
個人個人の能力を最大限発揮できる環境を作る
経営戦略として捉えている会社は

魅力があると保護者として思います。

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◆3・ 編集後記
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「働きやすい」のであれば
根拠を示さないと怪しくなります。

間接的より直接的な表現の方が怪しくなります。

男性の育児休業だけではなく、

健康経営というキーワードも
社員を大切にしているという
間接的なメッセージになります。