「働き方を変える」って何を変えるのか。

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■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■

2020.11.25 Vol. 1,700
本日のテーマ:

「働き方を変える」って何を変えるのか。

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◆1・ 昨日のこと
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3連休明けの火曜日。

午前中は、予定を入れないように
ブロックしていたので、

メールの返信や整理など
スムーズな立ち上がりとなりました。

午後からは、よろず支援拠点での相談業務。

夜は、大分県スタートアップセンター主催の
創業セミナーに登壇。

初めて雇用をする(かもしれない)創業者に、
労働法を知らないことで落ちる
「落とし穴」について解説しました。

2020年登壇記録集計中
61回目
参加者6名(累計1,595名)

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◆2・ 本日のテーマ

「働き方を変える」って何を変えるのか。

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いよいよ来春から、

中小企業でも
同一労働同一賃金がスタートします。

すでに大企業には適用されている

「短時間労働者及び有期雇用労働者の
雇用管理の改善等に関する法律
(パートタイム・有期雇用労働法)」が

中小企業にも適用されることになるのです。

正社員しかいないという企業はともかく、

規模に関係無く、
自社の実情を踏まえた対応が必要となります。

これで、

年次有給休暇の取得促進、
時間外労働の上限規制に加えて、

働き方改革の3本柱が出揃うことに
なるわけです。

さて、

働き方を「改革」するのですから、
これまでの働き方を認識した上で
変える必要があります。

では、私たちは、
どんな働き方をしてきたのでしょう。

振り返ってみると、

高度経済成長の時代から
「なるべく長く働いて、たくさんモノを作って、
バンバン売りましょう。」

これが当たり前。ある意味で国策でした。

その証拠に、昭和61年3月までは、
いわゆるサラリーマンの妻である専業主婦は
国民年金に(強制ではない)任意加入だったのです。

比較的、体力のある男性が長時間働き、
そのサラリーマンの夫の収入で家族が暮らしていく。

まさに「男は仕事、女は家庭」という構図が
一般的でした。

これを変えなければならないのです。

これまでやってきたことを変える
ということは、

過去の自分や諸先輩のやってきたことを
否定することにもつながるわけですから、

大きな抵抗に直面するでしょう。

だからこそ、

まずは、無意識でやってきた
「足りない部分は労働時間の長さで解決する」
という思考を変える必要があります。

残業や休日出勤でカバーするのは、
仕事のやり方を変えなくて良いので
実は簡単な方法なのです。

次に必要なのは、
効率的な仕事の進め方、タスク処理の仕方を学ぶこと。

ほとんどの会社では教えてくれません。

そこは自己啓発で、となるのは、
経営者や先輩に教える知識が無いからです。

法令順守は当然として、
意識改革と時間の使い方を学ぶこと。

これをセットで実行することが
働き方改革成功のカギとなるはずです。

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◆3・ 編集後記
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今日は税理士会の研修に登壇します。

テーマは「働き方改革」

今、何をしなければならないのかについて
解説します。

このテーマで業界団体からのご依頼が
増えています。