予防では人は動かない。

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■ 音声付きメールマガジン【優先順位のツボ】■

2020.5.27 Vol. 1,518
本日のテーマ:

予防では人は動かない。

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◆1・ 昨日のこと
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久しぶりに対面での打ち合わせが3本。

新しく研修を依頼された病院で、
状況の確認やご要望などを伺った後、

支援している湯布院の旅館を訪問。

打ち合わせ後、

大急ぎで大分市内に戻り、
コロナの影響で労働時間が激増した企業で
その対応を話し合いました。

ただ、例年なら研修が増えていく
季節ではありますが、

今年は厳しそうです。

2020年登壇記録集計中
24回
参加者累計837名

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◆2・ 本日のテーマ

予防では人は動かない。

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人間が行動を起こすのは、

「得られる利益」か「避けられる損失」

だと言われています。

コロナ関係でも、

貰える給付金だったら
すぐに動くのに、

外出自粛といっても
当初はピンときませんでした。

「避けられる損失」といっても、
予防では人は動かないのです。

おそらく想像できないからでしょう。

一方で、

すでに痛みが起きている場合には、
すぐに動きます。

耐えられないからです。

病気にならないように予防すれば
良いのに、

実際に病気になってからしか
動かないのです(自戒)。

年間の登壇の中でハラスメント研修は
比較的多い方です。

依頼されるのは、
当初は意識の高い会社だと
思っていましたが、

ほぼ100%

すでにハラスメント事案が起きています。

打ち合わせの際には、
そこも確認しておかないと、

受講者の中には、
被害者も加害(行為)者もいる状況では、

講師側としても相当程度、
注意しなければなりません。

ところで、

予防を実行するのは
どうすれば良いのでしょうね。

いちいちモチベーションを上げないと
できないようにはせず、

ルーティン化するのが
一番手っ取り早いかなと思います。

会社であれば、

年間の研修体系にハラスメント研修も
組み込んでおくことだというわけです。

その時期が来れば自動的に実行されるので、
その都度判断しなくても

知識は向上します。

予防では人は動かないというわけです。

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◆3・ 編集後記
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ハラスメントの予防には、
日常会話から注意することが効果的です。

加害(行為)者本人が、

ハラスメントと思っていないケースが
ほとんどです。