社会保険の調査では何を調べられるの?

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2017.6.6 Vol.432

本日のテーマ:社会保険の調査では何を調べられるの?

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◆1・ 昨日のこと
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午後から

就業規則の打ち合わせ。

ただ作るのではなく、
周辺の労務管理を含めて
アドバイスしていくので、

会社の状況によっては、
とても時間がかかります。

夕方からは、
とある企業で
社会保険の調査について
準備作業のアドバイス。

しかし、

労働分野の法律と運用は、
学ぶ機会が少ないから
なのか、

適正に行えている会社は、
とても少ないというのが
実感です。

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◆2・ 社会保険の調査では何を調べられるの?
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税務、労働以外に、
社会保険でも定期的に
調査が行われます。

労災や雇用保険と違って
保険料率が高いという
こともあり、

修正を指摘されると
高額な保険料が発生して
しまう場合があるので、

基本的な知識は
身に付けておく
必要がありますね。

調査のポイントは
主に3つ。

1つ目は「加入漏れ」

パート、アルバイトだから
といって、

問答無用で未加入として
いないかということです。

正社員の週所定労働時間が
40時間の場合、

4分3

つまり30時間以上
働く場合は加入が必要と
なってきます。

状況によっては、
最大2年前まで遡って
加入するように
指導されますので、

そうなったら大変です。

2つ目は「等級違い」

保険料の算定には、
基本的に各種手当を
入れて計算しますが、

入社時や算定基礎届の時に、
適正に申告しているかを
チェックされます。

3つ目は「月額変更」

比較的、

キッチリ管理をしている
会社でも、

漏れてしまう場合が
あります。

基本給などの固定的な
賃金が変動し、

3か月の平均が2等級以上
上下すると

手続きをしなければ
なりません。

いずれにしても

調査の状況によっては、
ビックリするくらいの
保険料が請求されます。

慌てないためにも、
最低限の知識が必要だ
ということですね。

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◆3・ 編集後記
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今日は、
「よろず支援拠点」での
相談業務。

相談内容は幅広いですが、
基本的な知識が無いと
修正が大変です。