カネよりモノの取組へ

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■■ 音声付きメールマガジン「優先順位のツボ」 ■■

2017.4.24 Vol.389

本日のテーマ:カネよりモノの取組へ

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◆1・ 昨日のこと
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昨日の朝刊に、

県内企業の人手不足が
深刻だ

という記事が出て
いましたが、

データで見るまでもなく、
そうでしょうね。

求人票を出しても、
面接すら来ないという
会社からのご相談も
多くなっています。

雇用人員判断では、
全産業でマイナス24

「人が足りない」と
感じる企業が多い
わけです。

さて、

この状況で経営者は、
どんな取組を選択すれば
良いでしょうか。

命運がかかっている
といっても言い過ぎでは
ありませんよ。

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◆2・ カネよりモノの取組へ
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アメリカの臨床心理学者
ハーズバーグが提唱した

「動機づけ衛生理論」

社会保険労務士の
試験勉強には必ず
出てきます。

仕事に満足をもたらす
「動機づけ要因」と、

不満をもたらす
「衛生要因」は

異なるという考え方です。

具体的には、

作業環境や人間関係、
賃金、長時間労働

などは、

満たされなければ
社員の不満が高まる
衛生要因です。

未払い賃金はともかく、

同業他社と比較して、
著しく賃金が低かったり、
長時間労働だと

トラブルや転職につながる
というわけです。

しかし、

そこが満たされたから
といって

仕事の満足度が高まる
わけではなく、

達成すること

承認されること

能力向上や自己実現

などの「動機づけ要因」に
フォーカスした取組を
しなければ、

モチベーションの向上
には効果がありません。

例えば、

永く勤務してもらえるか
わからない状況を
踏まえると、

勤続表彰も1年、2年と
短く

かつ

賃金としてではなく、
承認や感謝が伝わる
ような

“モノ”の方が、
より効果的だという
わけです。

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◆3・ 編集後記
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今日から

勤労青少年の学校
「大分市立エスペランサ・
コレジオ」の授業が
始まります。

19時からの2時間で

朝の早い私にとっては、
長い一日になります。