社内相談体制の確立は急務です。

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2017.4.1 Vol.366

本日のテーマ:社内相談体制の確立は急務です。

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◆1・ 昨日のこと
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年度末でしたが、

先日行った労務監査の
報告会を実施。

これまで

社会保険労務士に依頼した
ことはなく、

自己流で労務管理を
行ってきた企業でした。

致命的な指摘事項は
少ないながらも、

就業規則などの諸規程や
ハラスメントの相談体制の
確立などを

進めることになりました。

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◆2・ 社内相談体制の確立は急務です。
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ヤマト運輸で勤務していた
男性が自殺しました。

遺族は、

当時の上司のパワハラが
原因だとして、

同社と当時の上司に
約9,500万円の
損害賠償を求める訴えを
起こしています。

当時勤めていた営業所の
上司から

「死ね」などの

暴言や暴行など
パワハラを受け、

精神障害を発症して、
自殺したとのこと。

労災認定
損害賠償

というお決まりの
流れです。

行為が行われたのは、
2012年秋頃から
自殺した2015年1月
までの間というので、

結構長いですね。

この間に会社は何を
していたのでしょうか。

周囲も気がついていた
はずですが、

次は自分の番かも
しれないと

相談することすら
出来ない雰囲気だった
のかもしれません。

加害(行為)者の行為は
決して許されるものでは
ありませんが、

残業の削減に向けて、
業務を見直す過程にある
同社の潜在的な問題で
あるようにも思えます。

大手だから、というわけ
ではありませんが、

これが県内の中小零細企業
だったら、

どうなるでしょうか。

損害賠償もキツイですが、
そんな会社に入社する人は
いなくなるでしょう。

特に、配置転換も難しい
10名に満たないような
会社は、

相談先が加害者という
ケースも少なくありません。

外部の相談機関とも
提携するなど、

安心して相談が出来る
相談体制の確立は急務だ
というわけです。

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◆3・ 編集後記
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今日から新年度。

来週から、しばらくは
ハローワークでの手続きが
大変なことになります。

忙しい時期に入って
きました。

体調を整えて、
乗り切っていきたいと
思います。