ブラック部活と似ている職場の構図

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■■ 音声付きメールマガジン「優先順位のツボ」 ■■

2017.1.20 Vol.295

本日のテーマ:ブラック部活と似ている職場の構図

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◆1・ 昨日のこと
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今年最初の研修ダブルヘッダー。

午前中は企業の管理職向けに
「ハラスメント防止研修」

午後からは、
「働く人のための基礎講座」と
題して給与計算や労務管理の話。

最後に創業後、初めて雇用する
経営者の方からのご相談。

バタバタの一日でした。

登壇記録集計中(5回目)
参加者20名(累計91名)

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◆2・ もっと相手の気持ちに気がつかなければ
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誤解を恐れずにいえば、

ほとんどの労使トラブルは、
人間的な感情のモツレから
発展して、

絶対にアイツ(社長や上司)を
許せない、

やれ残業未払いだとか

ハラスメントだとか

休憩が取れない

なんてことが表面化します。

労働基準法を始め、

労働に関連する法律は、
ほぼ全部といってもよいほど

会社側の遵守事項が定められて
います。

つまり、働く側にとってみれば
権利の話。

義務も伴うのに、そこの議論は
活発には行われません。

労働時間であれば、1分単位で
賃金が発生します。

しかしながら、

例えばタバコを吸う人が
1回3分、1日20本吸って
1時間働かなくても

多くの会社では賃金を
支給しています。

控除(支払わなくても)しても
法律上は問題ありませんが、

それで快適な職場環境が
作れるか、

というわけではないはずです。

そこは、人間関係の構築など
円滑なコミュニケーションが
両輪として必要です。

たとえ、コミュニケーション
(のつもり)だと思っていても、

相手の気持ちを考えることが
出来ない一方通行の発言は、

思わぬハラスメントにつながって
しまう場合も少なくありません。

例えば、ハラスメントの相談でも、

相談者が何を求めているのか、

どんな解決方法を望んでいるかを
確認しないまま、

一方的に先に進むと、
あらぬ方向に被害が拡大して
いく場合があります。

それは、

時には直接のハラスメントよりも、
その後の対応によって、

相談者が傷つくことになる
わけです。

相手の気持ちに気がつく

相手を理解するという努力は、

労使問わず職場の全員が
継続して学んでいく必要が
ありますね。

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◆3・ 編集後記
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今日は、県社会保険労務士会の
新年互礼会です。

明日も早いので飲めないな(涙)