あの事件から1年

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■■ 音声付きメールマガジン「優先順位のツボ」 ■■

2016.12.25 Vol.269

本日のテーマ:あの事件から1年

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◆1・ 昨日のこと
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クリスマスが土日に重なるという、
記憶に無いほどの素晴らしい
巡り合わせでしたが、

日刊と週刊のメールマガジンは
何とか作成。

結構、時間がかかります。

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◆2・ あの事件から1年
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電通の新入社員だった女性が
過労自殺してから、

今日で1年となります。

皮肉にも、この事件の影響で
国の過重労働対策は大きく進みつつ
ありますが、

中小企業の現場ではどうでしょうか。

日本経済新聞が、先日、

国内主要企業に対して行った
アンケートによると、

中小企業の75%は長時間労働に
対策が打てていない、

という結果が出ているようです。

残業が慢性化して「当たり前」の
光景や雰囲気を変えていく。

すり込まれた「当たり前」の
書き換えには、

努力も時間もかかるというわけで、
小手先のテクニックだけでは、
逆に社内の雰囲気も悪くなっていきます。

残業削減には、

「仕組」「技術」「意識」という
3つの取組のバランスが必要です。

今日は、その「仕組」について。

36協定は、

残業や休日労働の上限を労使合意で
決めるというものですが、

法律に合わせるのではなく、
少しでも引き下げていき、

その枠組みの中で成果を上げるには
どうすればよいかというところを
考えていくべきでしょう。

また、残業は会社の命令又は許可制に
変えることも効果的です。

ケースバイケースですが、

事後申請でも構わないので、
残業の理由を明確にすることで
業務改善につなげることも
できます。

もちろん、申請が手間なので
黙って残業、

それを会社も黙認して
賃金を支払わないのは
本末転倒です。

物理的に残業が出来ないように
する方法もあります。

会社全体の電源を落とす

一定の時間にはPCが
シャットダウンする

終わりの時間が決まると、
必然的に効率を考えて
仕事をするようになるはずです。

この場合でも仕事を持ち帰るように
ならないような注意が必要ですね。

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◆3・ 編集後記
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3連休も今日で終わり。

年末まで最後の追い込みが続きます。