トラブルの原因となる世代間の価値観

__________________________

■■ 音声付きメールマガジン「優先順位のツボ」 ■■

2016.11.15 Vol.229

本日のテーマ:トラブルの原因となる世代間の価値観

__________________________

このメールマガジンは音声でも配信しています。

ご視聴はこちらから・・・

社会保険労務士の篠原です。

昨日は自治体職員さん向けに
ハラスメント研修を行いました。

セクハラ、パワハラ、マタハラ
といった職場の3大ハラスメントを
中心に解説していきましたが、

ハラスメントの種類や加害(行為)者の
パターンとしても複数あり、

一まとめに同じ対応をしても、
なかなか効果的な解決はできません。

その多くは、これがハラスメント?という

「知識不足の人」

もちろん、被害者の立場から見ると、
知らなかったで済まされる問題では
ありませんが、

悪気が無いというより意思疎通の
問題のように感じています。

________________________

本日のテーマ:トラブルの原因となる世代間の価値観
________________________

いつの時代も「最近の若者は・・・」
という言葉が出てきますが、

現代のように、これほどまで世代間の
価値観の違いが顕著だった時代は
あったのでしょうか。

携帯端末は日々進化して、
5年も経てば生活スタイルさえ
変わっているという時代です。

何しろ、男は仕事、女は家庭という
価値観が当たり前だった時代の
経営者もいれば、

ワーク・ライフ・バランスという
言葉を盾に、仕事とプライベートを
キッチリ分ける若い世代、

世代でザックリ分けるのもどうか
とも思いますが

バブル、氷河期、ゆとり、・・・

これは、良いとか悪いとか、
正しいか間違っているかという
ものではなく、

当たり前と思っている価値観が、
世代によってかなり違うんだという
事実から目を背けると、

効果的な対策は打てません。

多くの職場トラブルは、
感情的なモツレから起きてます。

厚生労働省の調査でも、

上司と部下のコミュニケーションが
不足している職場は、

パワーハラスメントが発生している
という結果が出ているように、

世代間による価値観の違いが
コミュニケーション不全となり、
職場のトラブルに発展している
ケースは少なくありません。

「こうあるべき」という他人には
見えない価値観を、

付箋に書き出して職場で共有する
だけでも効果はありますよ。