優先順位の違いがトラブルを招く

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■■ 音声付きメールマガジン「優先順位のツボ」 ■■

2016.11.4 Vol.218

本日のテーマ:優先順位の違いがトラブルを招く

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社会保険労務士の篠原です。

久しぶりに大阪に来ています。

昨日今日の2日間は仕事ですが、
いつもより荷物が膨らんでいるのは、

明日、甲子園球場で行われる
マスターズ甲子園という大会で、

グラウンド内でのキャッチボールに
参加するためなのです。

自宅を出るときに、

スーツケースに詰まった野球の
ユニフォームや道具を見て、
妻はアキレていましたが(笑)
文句は言いませんでした。

私からしてみれば、
「甲子園のグラウンドに立つ」
という夢の実現。

妻からしてみれば、
どうでも良いこと。

優先順位の違いが理解出来ないのは
仕方がありませんが、

お互いの価値観を尊重する
ということは大事なことですね。

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本日のテーマ:優先順位の違いがトラブルを招く
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職場のトラブルの8割は
「優先順位の違い」から発生する
と確信しています。

平成27年の労働安全衛生調査では、
職場のストレス原因の圧倒的な
ツートップが

「仕事の質・量」と
「ハラスメントを含む対人関係」です。

この2つは、ほとんど「優先順位の違い」
なんですよ。

この優先順位を間違うと、

結果がなかなか伴わないので、
長時間労働につながってしまうし、

また、自分の優先順位は他人には
見えにいから、

そこを強要すると人間関係に
問題が出てくるというわけです。

経営者によって
「会社」「顧客」「社員」の優先順位も
違います。

大きく分けると3つのパターンが
あります。

①会社→顧客→社員

会社だけが儲かればいい、
という経営者で、極端になると
食品偽装みたいな事件が起きて
しまうパターンです。

②顧客→会社→社員

「顧客のため」「顧客第一主義」
というキレイごとのため、

長時間労働を強要してしまう
パターン。

当然、社員は疲弊して離職率も高くなります。

③社員→顧客→会社

社員がいきいきと働き、
顧客満足度を高める、
その結果が会社の業績向上に
つながっていきます。

社員の犠牲の上に会社の繁栄など
絶対に無いわけで、

経営者の優先順位を求人票に
載せて欲しいぐらいです。