研修体系に必要なもうひとつの視点

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2016.10.9 Vol.192

本日のテーマ:研修体系に必要なもうひとつの視点

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社会保険労務士の篠原です。

私には、定期的に集まって
意見交換や勉強会をしている
異業種の仲間がいるのですが、

昨日はその仲間が講師となって、
ストレッチポールという器具を使った
エクササイズを体験してきました。

その名のとおり、

円柱状のポールの上に仰向けに乗って
首や肩、腰回りといった凝りやすい部分を
ストレッチしていきます。

短い時間でしたが、いつもは動かさない
部分もほぐれていき、

凝りで前かがみになっていた姿勢が
良くなった気がします。

体の凝りが取れると、
心の凝りまでほぐれて、

不思議と晴れやかな気持ちに
なるもんですね。

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本日のテーマ:研修体系に必要なもうひとつの視点
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大手広告代理店に勤務していた
新入社員の女性が自殺したのは、

長時間労働が原因だったとして
労災が認められました。

この会社では以前にも、

過労による自殺で、会社の責任を認める
司法判断の流れを作った有名な事件を
起こしていたにもかかわらず、

残念なことに繰り返されたということです。

もちろん、長時間労働の削減に対する
取組は重要です。

ですが、もう一つ忘れてはならないのが

「セルフケア」

自らのストレス状態を客観的に
把握することによって、

早めに不調に気がつき、
自らケアを行い、

必要な時は周囲に助けを求めることが
出来るようになるためには、

やはり専門家から学ばないといけません。

どうしても研修というと

営業やコミュニケーション、
ハラスメント、タイムマネジメントなど

実務に通じる技術的な研修が多い中で、

今後は、セルフケアの研修も
導入していくべき時代となったように
思います。

それは、メンタル不全の予防につながり、
仕事にも集中出来る環境を整えられる
ということで、

会社にとっても大きなメリットが
あるわけです。