「自己啓発」という言葉の落とし穴

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.10.1 Vol.184

本日のテーマ:「自己啓発」という言葉の落とし穴

音声はこちらから・・・

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社会保険労務士の篠原です。

昨日から福岡に来ています。

社会保険労務士会のブロック組織である
九州・沖縄地域協議会での研修のためです。

法改正により、社会保険労務士が
訴訟代理人の弁護士とともに裁判所に出頭し、
陳述することができるようになりました。

その実務というと、これまで経験した
ことのないことだらけですが、

残念ながら今後も増え続けるであろう
労使紛争に備えるため、

この手の自己啓発はとても大事だと
痛感しました。

今日は弁護士の方が講師で、
民事法の基礎知識を学びます。

なかなか学ぶ機会の無い著名な
講師を呼べる組織の力というのは、

やはりスゴイなぁと思っている
ところです。

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本日のテーマ:「自己啓発」という言葉の落とし穴
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国が進めている「働き方改革」

働き方を見直すとは、一体
どういうことなんでしょうか。

ただ、残業をせずに早く帰れば良い
というものではありませんよね。

もちろん、

時間外労働の上限を規制したり、

割増率を高くしたりと

物理的に法律で残業を抑制する事は
必要です。

では、会社は具体的に何をしなければ
ならないのでしょうか。

一つは仕事のやり方を見直すことでしょう。

簡単に言いましたが、なかなか
難しい分野ですね。

仕事の進め方まで指導している会社は
ごくわずかだと思います。

例えば、上司から頼まれた期限のある
資料作成の方法なんかは
教えてくれません。

上司の思うとおりに出来てこなければ
怒鳴って終わりです。

そこは自己啓発で、

仕事は盗んで覚えるものだ・・・。

というのは、会社や上司の怠慢だと
思うんです。

販売スタッフに売り方は教えず、
ただ頑張れと言うようなものです。

ある程度の土台は会社が体系立てて
教えて、それから更に個人の

「自己啓発」で

自分を高めていくということが
正しい自己啓発なんだと思います。