長時間労働とメンタル不全の関係

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.9.27 Vol.180

本日のテーマ:長時間労働とメンタル不全の関係

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社会保険労務士の篠原です。

野球の練習でも同じですが、

やってもやっても上手くなっている
感覚が無いと、

誰もが嫌になってきます。

試合でホームランを打ったり、
エラーをせず守備をこなしたり、

大きな結果は、なかなかコントロール
出来るものではないので、

塁間ダッシュのタイムなど

日々の練習の中でも小さな成功を
積み重ねてモチベーションを保つ

ということは仕事と同様に重要です。

もう一つ大事なことがあります。

それは、自分が決めたことを着実に
行ったという軌跡を残すこと。

練習メニューを実行してきた
根拠ある自信が、

メンタルにも大きく影響してくる
はずです。

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本日のテーマ:長時間労働とメンタル不全の関係
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職場でのメンタル不全の原因は、

長時間労働と
ハラスメントなどの人間関係の問題が、

その大半を占めるという実感があります。

逆に言えば、この2つに取り組むことで
メンタル不全の発生を減少させることが
可能だということです。

独立行政法人労働政策研究・研修機構が
2年前に行った

「日本人の就業実態に関する総合調査」でも

メンタル不全の発生に深くかかわっている
とされたのが長時間労働です。

長時間労働が、
なぜメンタル不全を引き起こすのか。

私は医師でもメンタル関係の専門家
でもありませんので、

メンタル不全が発生する原理を
医学的に語ることは出来ません。

しかし、経験上わかっていることがあります。

長時間労働になるのは、
自分が決めたことが終わらずに
帰られないからです。

何とか長時間労働で業務を
こなしていたけど、

疲労やモチベーションの低下で
効率が悪くなり、
休日出勤しても終わらない。

もちろん、雰囲気的に帰りにくい
職場もあるでしょう。

上司からの業務指示で帰られない場合も
あるでしょう。

しかし、それを今日やると決めたのは

自分です。

自分で決めたことが終わらない。
つまり自分との約束が守られない。

昨日もダメ、今日もダメ、
明日も絶対に出来ない・・・。

これでは自信が喪失していくのは

当たり前です。

単純に長時間労働が悪だという
視点に立つと見えなってくる
本質だと思っています。