NHK「真田丸」を見て思うこと

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.9.26 Vol.179

本日のテーマ:NHK「真田丸」を見て思うこと

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社会保険労務士の篠原です。

昨日のNHK大河ドラマ
「真田丸」は、

主人公・真田信繁の父、
真田昌幸の最期が放送されました。

波乱に満ちた戦国時代を武将として
生きてきた昌幸にとっては、

隠居状態だった最後の幽閉生活は、
徳川家康の狙いどおり、
まさに生き地獄のようでした。

仕事(戦)に追われることなく、
のんびり老後を暮らせるということは、
一見うらやましいとも思えるのですが、

昌幸にとっては、逆に自分が生きている
という実感が沸かないまま
死んでいったのでしょう。

現役時代は会社人間だった人が、
定年後に抜け殻のようになる
現代の問題と共通する印象的な回でした。

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本日のテーマ:NHK「真田丸」を見て思うこと
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ヤフーが週休3日制の導入を
検討しているようですね。

休日を増やして給与はそのままであれば
一時間単価は上がるので、

働く側にとっては喜ばしいところですが、
給与についての詳細はわかりません。

単純に休みを増やせば、

従業員満足度が上がり、
定着率や採用にも大きく影響する、

と思ったら大間違いです。

そもそも「休み」って何でしょう。

仮に「会社に拘束されない時間」と
考えると、その休みに何をするのかが、

人生の満足度にとっては最重要だと
確信しています。

「体が疲れ切っていたので一日寝ていた。」

「やることが無いので一日寝ていた。」

前者の方は主体的な選択があります。

同じ「寝ていた」のでも大きな違いが
あるわけです。

過重労働も問題ですが、

ワーク・ライフ・バランスの実現には、
労働時間の削減だけではなく、

その他のプライベートで何をするのかが
最も重要なのだということです。