ハロー効果には要注意

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.9.16 Vol.169

本日のテーマ:ハロー効果には要注意

音声はこちらから・・・

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社会保険労務士の篠原です。

あえて言うならば、

労使トラブルの第一歩は
採用面接から始まっています。

これだけ売り手市場が続く中、

例えば医療福祉など業界によっては、
人の争奪戦になっています。

どうしても来月から1人欲しい、

やっと1人面接に来た、

どうもうちの会社の雰囲気と合わない、

でも人手が足りないので、

とりあえず採用!

こんな流れで入社するケースの
何と多いことでしょう。

ミスマッチから労使トラブルに
なる場合も少なくありません。

しかし、複数回の面接を行うなど
ハードルを上げると、

他の会社に決められてしまうし・・・。

経営者の悩みは尽きませんね。

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本日のテーマ: ハロー効果には要注意
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どんなに能力の高い人でも
経営者と合わなければ、

どうしようもありません。

次に同じ職場で働く同僚です。

これは、もう理屈抜きで
相性の問題です。

従業員数が少なければ少ないほど、
配置転換などが出来ないので、
誰と働くかはとても重要です。

その前提で・・・、

面接慣れしていないと、
どうしてもハロー効果の影響を
受けてしまいます。

これは認知のバイアスで、

例えば学生時代に野球を
やっていたと聞くと、

根性がありそうだとか、

高校や大学が同じとわかると
急に親近感がわき、

良い人に見えたり。

そんなことは関係ないでしょ、
というのがハロー効果。

結局は、ここまで(の能力)だったら
大丈夫、

研修カリキュラムがしっかりして
いるので、

入社後に、能力向上をさせることが
出来るという自信が

余裕を持った採用に
つながるのだと思います。