最低限、時間管理はしましょう

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.9.15 Vol.168

本日のテーマ: 最低限、時間管理はしましょう

音声はこちらから・・・

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社会保険労務士の篠原です。

ブラックバイトという言葉を
ご存じでしょうか。

学生が学業に支障をきたすほどの
過酷な労働を強いられたり、

適正な残業代が支払われなかったりと、

違法なアルバイトを指すようです。

今このブラックバイトで訴訟が
起きています。

大手飲食チェーンでアルバイトを
していた大学生が、

店長から首を絞められるといった
暴行を受けたり、

仕事上の不手際と言う理由で

「4千万円の損害賠償請求をする。」

などと脅され、会社側に慰謝料や
一部の賃金未払い分など約8百万円を
求めています。

この学生によると
「怖くてバイトを断れなかった」
ということのようです。

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本日のテーマ:最低限、時間管理はしましょう
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ここ最近、残業代未払いについて
会社側からの相談が増えています。

適切な時間管理を怠ったがために、
かなり高額の残業代を請求される
というものです。

当然ですが、

労働時間にはその対償として
賃金を支払う義務が伴います。

しかし、どこまでが労働時間か、
という点では争いの生じる部分です。

就業中にタバコを吸う時間は
労働時間ではありません。

たとえ10分でも業務で残業を
している時間は労働時間です。

では、ギチギチに時間管理をすれば
良いのかというと、

息苦しい職場になってしまい、
本当に悩ましいところです。

まずは労働時間を管理しましょう。

何時から働き始めて、
休憩は何分取って、
何時に仕事を終えたのか、

一日の総労働時間、
所定外時間、
法定外時間、
深夜労働時間・・・。

それぞれを記録していくということです。

法的な義務があるからというのは
当然ですが、

会社存続に大きな影響を与える
青天井の残業代請求から

会社を守る唯一の方法と言っても
良いぐらいです。