助成金という名の麻薬

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.9.4 Vol.157

本日のテーマ:助成金という名の麻薬

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社会保険労務士の篠原です。

会社に対する公的な補助金は、
数多くあります。

国、県、市町村と様々ですが、
その中でも、

いわゆる「助成金」は、

厚生労働省が所管していて、
雇用保険料を財源にしています。

毎年のように新しい助成金が
創設され、整理統合されています。

政権が代わると、
これまでの助成金もガラッと
見直されてしまいます。

誤解を恐れずに言うと、

個人的には大半の助成金に
ついて反対の立場です。

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本日のテーマ:助成金という名の麻薬
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これまでも、残業の削減や
有給休暇の取得を促進した企業、

テレワークを導入した企業、

高齢者や母子家庭の父母など
就職が難しい人を採用した企業、

などに対して数多くの助成金が
存在します。

現在も新しい助成金が
検討されています。

働きすぎを防ぐため、
退社してから次の日の勤務開始
までに一定の休憩時間を設ける

「勤務間インターバル」を導入した

企業に助成する支援制度を
来年度、新たに設けることに
したようです。

助成金の話になると、
多くの経営者は目の色が変わります。

例えば、

助成金が貰えるように
研修の計画をする、

会社と合わないタイプだけど
助成金の対象者を採用する、

補助金の為に必要の無い
設備までも購入する、

・・・などなど。

企業としては、

もっと本質的な所に
目を向けていかなければ、
本末転倒になってしまう、

長期的にはマイナスと
なってしまうケースは
少なくないと思っています。