ご褒美はタブーです

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.7.31 Vol.122

本日のテーマ:ご褒美はタブーです

音声はこちらから・・・

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社会保険労務士の篠原です。

仕事そのものによって、

自分が内発的に
動機づけられている状態のとき、

報酬を与えるなどの
外発的動機づけを行うと、

モチベーションが
逆に低くなることがあります。

例えば、子供の例だと、

夏休みにオセロを特訓して

上手になる、両親に勝つ

という目標設定をして、
毎日対戦をしている時に、

勝ったからといって、

「よくやった!ご褒美に
500円あげる。」

とやってしまうと、次から子供は、
お金をもらわないと
オセロをやらなくなってしまいます。

これは、アンダーマイニング効果と
言われていますが、

自分自信も気を付けたいものです。

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本日のテーマ:ご褒美はタブーです
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どの経営者でも、

社員のモチベーションを
上げたいという願望を持っています。

一方でパワハラにならないような
コミュニケーションも必要とされます。

確かに、物の言い方一つで、

パワハラになったり、
勇気づけられたりすることもあります。

アンガーマネジメント、
叱らない指導なども必要ですが、

それでモチベーションが上がるのか、
というわけでもありません。

マズローの5段階欲求と言われる、

生理的欲求、
安全の欲求、
社会的欲求、
承認欲求、
自己実現の欲求の中でも、

承認されたいという願望は
誰もが持っているのでは
ないでしょうか。

何に価値を感じ、どこで、
誰にどのように認めてもらいたい
と思っているか、

簡単に言うと、
好物やスイッチということです。

人によって、

「意見を求められたい」

「プロセスを評価されたい」

「仕事の裁量を与えられたい」

様々なスイッチを持っていますが、

ある意味、
コミュニケーションというのは、

この部下のスイッチを発見する
ためにこそ必要なのではとも思っています。

また、モチベーションを上げるためには、

目標設定とタイムマネジメントも
必須です。

なぜなら、

それは自分でやりたい事と
やっている事を一致させる

ということで、

つまり自分自身を
承認することだからなのです。