「当たり前」の功罪

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.7.6 Vol.97

本日のテーマ:「当たり前」の功罪

どうぞ、音声でもお楽しみください。

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社会保険労務士の篠原です。

いよいよ今日から高校野球、

夏の甲子園大会の大分県予選が
始まります。

野球が出来ることに感謝をして、
フェアプレーで戦い抜いて
欲しいですね。

甲子園常連校の監督や指導者は、
自分自身が高校球児の時、

甲子園に出場した経験のある人が
多いと聞きます。

また、下級生も甲子園で活躍する
上の世代を見てきているので、

甲子園に出場するのが当たり前、
という感覚です。

甲子園で勝つための練習をするチームと

甲子園出場を目標としているチームとでは、

スタートラインから差があるのは
当然でしょう。

オリンピック体操の内村航平選手も
同じようなことを言っていました。

「金メダルは普通に獲得できる。」

自然体で話すその姿に気負いはなく、
むしろ金メダルを取れない理由が
わからないといった感じです。

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本日のテーマ:「当たり前」の功罪
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トップセールスだった上司に
ありがちな言動ですが、

部下や他の営業マンが、
なぜ売れないのかわからないと
いう人は少なくありません。

「普通にやれば売れるでしょ。」

「なんで売れないのかわからない。」

という感覚。

売れない人には、なぜ売れないのか、
その「普通」さえわからないという事が

理解出来ないのです。

この感覚の違いは、パワーハラスメントに
つながってしまうことさえあります。

仕事の出来る人は、自分が行っている

「優れた行動」も

理解していないので、

他の誰かが観察し、行動レベルにまで
分解、言語化する作業が必要です。

その行動を他の営業マンは習慣化させ、
全体のレベルアップにつなげていく、

実は、それが会社の財産でもあるのです。