熱中症対策は万全に

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.7.4 Vol.95

本日のテーマ:熱中症対策は万全に

どうぞ、音声でもお楽しみください。

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社会保険労務士の篠原です。

昨日は、本当に暑かったですね。

県内各地は今年の最高気温を記録し、

大分市内でも34度近かった
という事でした。

自分が所属している野球チームの
公式戦があり、

まさかの延長戦まで
もつれる長時間の試合となったので、

みんなフラフラでした。

急に暑くなって体が順応して
いなかったのも原因の一つでしょうが、

グラウンドでは照り返しもあって
38度くらいはあったんじゃない
でしょうか。

その後は審判でも試合に入ったので、
終わった後はしばらく動けませんでした。

自宅に帰って体温を計ると38度
近くまで上がっていて、

すぐに体を冷やしましたが、

完全に熱中症ですね。

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本日のテーマ:熱中症対策は念には念を
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昨年度は職場での熱中症による
死傷者は464人、死亡も29人と

一昨年より17人も増加しています。

炎天下での作業となる建設業と警備業が多く、
この2業種で全体の約6割を占めています。

自覚症状の有無にかかわらない定期的な
水分・塩分の摂取を行っていなかった、

健康診断を行っていなかったなど、

基本的な対策が取られていなかった
ことが原因になっているようです。

例年より高気温が予想されている
今年の夏ですが、

厚生労働省は、
以下の8つのチェックリストで
注意を呼び掛けています。

・WBGT値の活用
・休憩場所の確保
・熱への適応
・水分、塩分の補給
・通気性の良い服装
・日常の健康管理
・労働衛生教育の実施
・緊急体制の構築

労災となると、会社の責任を
問われるのは間違いありません。

労使お互いが注意して、
この夏を乗り切っていただきたいと
思います。