頼り過ぎるのもどうかと思うのです

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.6.21 Vol.82

本日のテーマ:頼り過ぎるのもどうかと思うのです

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社会保険労務士の篠原です。

昨日は、珍しく同業者の先輩方と
プライベートで飲んでいました。

競合他社でもあり、
仲は良い方だと思いますが、
あまり深く付き合うことも

これまではありませんでした。

でも、同じ業務をしていて、
何を考え、どんなことに悩み、
どう立ち直っていったのか

こういう情報は、
信頼関係や会話の中でこそ
引きだされるもので、

インターネットや人工知能が
判断できるものではありません。

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本日のテーマ:頼り過ぎるのもどうかと思うのです
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囲碁や将棋の世界でも、
人工知能(AI)が勝つような

時代です。

野球の判定でも、
いつか採用されるのでしょうか。

このように様々な分野で
活用され始めているAIですが、

なんと企業の人事でも、

人材発掘や履歴書でのランク付けを
するソフトや、

求人広告の効果を測るツール、

社員がいつ退職するか予測するソフト

など、労務管理にAIを
採用しようとする動きがあるようです。

AIに不採用とされたら
ショックですね(笑)

確かに人間が行う採用では、

甲子園に出場した
= 仕事が出来そう

明るくハキハキしている
= リーダーシップがありそう

といった本来関係の無いバイアスが
かかるので、これらを極力排除する
ことも大切ではあります。

しかし現実の面接では、

質問に対しての回答はもちろん、
話し方、目の動き、様々な情報を
複合的に判断するなど、

ある意味、職人の世界でもあるわけで、
この分野までAIが取って代われるのか
という疑問もあります。

確かに、AIには特定の部分を任せて、
人間が本来やるべきことに集中できる
というメリットはあるでしょう。

しかし、給与計算でも同様ですが、
システムに頼り過ぎ、
なぜそうなるのかを理解していないと

間違いにも気が付かないわけで、

なぜこんな人を採用したのか
説明出来ない時代が来ないことを

祈っています。