実際に手を動かしてみる

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■■ 優先順位のツボ ■■  2016.5.28 Vol.58

本日のテーマ:実際に手を動かしてみる

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社会保険労務士の篠原です。

昨日は、社労士講座の講師を勤める
学校で授業を行いました。

科目は労働基準法、
授業をしていてふと思ったのが、

変形労働時間制の上限時間。

一年単位の変形労働時間制は、
法定労働時間の上限が、

年間2,085時間です。

国は今現在(昭和から取り組んでいます)
過重労働の削減対策に
本腰を入れていますが、

その年間総実労働時間の目標は、

1,800時間。

なかなか減っていかないのが現状ですが、
法律とずいぶん差があるなあ、

そんな違和感を覚えた夜でした。

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本日のテーマ:実際に手を動かしてみる
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法律の条文だけ読んでいても、
何かわかったようでいて、
本当の意味では
理解出来ていないというケース、

実は少なくありません。

例えば給与計算では、
端数処理のルールが決められています。

「1時間当たりの賃金額及び
割増賃金額のうち1円未満の端数は、
50銭未満切捨て、50銭以上を切上げ」

試験対策としては暗記すれば
済むことですが、

実際に電卓を使って、計算してみないと、
あ~この事を言ってるんだな、
と理解は出来ません。

腑に落とすには、手を動かしてみるのが
一番手っ取り早いわけです。

手を動かすのは、
もう一つの効果があります。

気が乗らない業務も分解して、
その中で出来そうな部分から

実際に始めてみる。

そうすることでリズムが出て、
一気に加速して処理が進む

というわけです。